GENELEC

〜失敗しないDTM・DAWの宅録スピーカー選び〜

GENELEC(ジェネレック)はフィンランドのモニタースピーカー・メーカーで、プロでも自宅に導入している人は非常に多く、世界中のエンジニアやクリエイターが愛用しています。

ニアフィールド・スタジオ・モニターは『MIPAアワード』の受賞&ノミネートの常連です。MIPA2008で最優秀賞を受賞した『8240A DSP』や、日本でもお馴染みで、実際に使用している人も多いMIPA2005で最優秀賞を受賞した『8000シリーズ』など、すでに何度もMIPAアワード受賞に輝いています。

GENELEC スタジオモニターの特徴

世界で評価されている

Genelec『8240A』

はじめて本格的なスタジオ・モニタースピーカーを自宅スタジオに導入しようと考えている方には、あまり「GENELEC(ジェネレック)」というメーカーには馴染みがないかもしれませんが、MIPAでの「ニアフィールド・スタジオ・モニター部門」の受賞歴を見ても分かるように、GENELECのスタジオ・モニターは世界で評価されています。

宅録スタジオを意識した小型モデルを数多く開発し、その音質は高く評価をされています。

近年はオンライン配信が定着してきて、納品レベルでのミックス&マスタリングがクリエイターにも要求されますが、安心のGENELECのスタジオ・モニターを個人レベルの宅録スタジオに導入する人も増えています。

MIPAでのGENELECのスタジオ・モニターの実績

m.i.p.a.

・『1031』- MIPA2001 最優秀賞
・『1029』- MIPA2003 ノミネート
・『8000シリーズ』- MIPA2005 最優秀賞
・『8050A』- MIPA2006 最優秀賞
・『8200シリーズ』- MIPA2007 ノミネート
・『8240A DSP』- MIPA2008 最優秀賞
・『6010』- MIPA2009 ノミネート。
・『8260A』- MIPA2010 ノミネート/MIPA2011 最優秀賞
・『Mシリーズ』- MIPA2014 最優秀賞。
・『8531A』- MIPA2015 最優秀賞。
・『8340A』- PIPA2017 最優秀賞

2013年04月に登場したアクティブ・2ウェイ・モニタースピーカー『M-シリーズ』はMIPA2014「スタジオ・モニター部門」の最優秀賞を受賞しています。

2017年からMIPAからPIPAへ変更となったスタジオモニター部門で『8340A』が最優秀賞を受賞しました。

定番の8000シリーズ

MIPA2005で最優秀賞を受賞したGENELECの『8000 シリーズ』は長年、アクティブモニター・スピーカーの理想を追求してきたGENELECの新しい到達点です。

GENELECの技術スタッフが総力を上げて開発した結果が『8000シリーズ』というだけあり、実現された素晴らしいの音響特性を持っていて、マイナーチェンジをしながら、現在も定番のモニタースピーカーとしてプロをはじめ多くの人が導入しています。

GENELECの『8000シリーズ』の現行モデルは最小モデルとなる2ウェイ・3インチ・パワード・スタジオモニター「8010A」。

ペアで8万円台で購入することができる小型化モデルの「8020」。2017年05月にマイナーチェンジした「8030」。

コンパクト・サイズながら大型スピーカー並の能力を持つ「8040」。MIPA2006を受賞した最上位モデルの「8050」までのモデルがあります。


 

GENELEC 8030C

Genelec『8030A』

「8010A」以外は音を良く知っていますが、自宅で納品レベルでの作業が必要な人にオススメできるのは「8030C」です。

小型化モデルの「8020」を視野に入れている人が多いと思いますが、仕事で考えるのなら長く使用するものなので「8030」のほうが迷わずに作業できます。

現行モデルは「8030C」ですが、しっかりと設置すればミックス時にヘッドホンを併用する必要もなくなるはずです。


 

8020B

Genelec『8020B』

人気モデル『8030A』をさらに小型化した『8000 シリーズ』では最小サイズとなる『8020A』は豊かな低音と定位感の良さなど、ニアフィールド・スピーカーとして満足できる特性を実現しているDTM・DAW環境に最適な2ウェイ・モニター・スピーカーです。その『8020A』に若干のマイナーチェンジが2009年に実施されたモデルが『Genelec 8020B』です。この『8020B』へのマイナーチェンジで音質に関わる部分に変更はなく省エネなどに配慮した仕様と操作性などが向上しています。主な変更点はボリュームノブと一体に…


その他のGENELECスピーカー

Mシリーズ

Genelec『Mシリーズ』

もともとGENELECの定番となっているスタジオモニターは設置場所をそれほど気にする必要がないのが売りですが、2013年04月に登場した『Mシリーズ』は自宅スタジオやプライベート環境での使用を目的に開発されたアクティブ・2ウェイ・モニタースピーカーです。さまざまな部屋で使われることを想定して、モニターを設置する環境に合わせて、音質を調整することのできる「ルーム・レスポンス・コントロール」を搭載しているので、最適なモニタリング環境を簡単に作ることができるのも大きな魅力の…


 

6010

Genelec『6010A』

MIPA2009にノミネートされた、GENELECが新しくカテゴライズしたコンパクトサイズの2ウェイ・コンパクト・アクティブスピーカーの『6010A』は横幅が約12センチと超コンパクトサイズながらも、ピンポイントな音像定位を実現しています。

ライトメタルボディの剛性は高く『6010A』は気軽にどこへでも持って行くことができ、外出先でも満足度の高い再生音をが再現することができます。

現行モデルは『6010A』からマイナーチェンジした『6010BPM』で、ペアで6〜7万円台で購入することができます。


 

8260A

Genelec『8260A』

写真だと、どう見ても2Wayにしか見えませんが、MIPA2010ノミネート、MIPA2011では最優秀賞を受賞した『8260A』は3Wayモニターで、かなり高額なスピーカーです。

上部のスピーカー・ユニットにミッド/ハイ帯域の同軸ユニットを採用したことにより中域と高域を独立して再生します。

販売価格が『8260A』はペアで2011年04月時点で100万円を超えるので、このサイトの訪問者の層を考えると、あまりメリットがなさそうなので、これ以上の解説を控えます。


 

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GENELECのスタジオ・モニター | DTM・DAWスピーカー選び(更新日:2018年09月04日)

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