ソフトシンセの比較

〜パート別ソフトウェア音源ナビ〜

このサイトの「はじめての宅録ツール 〜ソフトシンセなどの音源〜」でも解説しましたが、現在はハードウェア音源よりもソフトウェア音源が宅録スタジオでの主流です。

パソコンの高スペック&低価格化により円熟期に入ってきたソフトシンセは、今では数多くのレベルの高い製品があり、定番と呼ばれるソフト音源も存在します。

このページでは、各パート別に定番になっているソフトシンセの中から、さらに絞ってオススメの製品を比較しながら紹介します。

ピックアップしている音源はあくまでも個人的観点のオススメですが、実際に仕事でも使用しているソフトシンセもありますので、DTM音源を選ぶ際の参考になると思います。

現在は「ドラム音源」「ベース音源」「ボーカル音源」「ギター音源」「マルチタイプ&サンプラー音源」を紹介しています。何度か更新していますが、ギター音源とベース音源を強化してゆく予定です。

パート別ソフトシンセのオススメ

ドラム専用のソフト音源

Toontrack『SUPERIOR DRUMMER3』

基本的なドラムの定番ソフトシンセはToontrack『SUPERIOR DRUMMER 3』、XLN Audio『Addictive Drums 2』、FXPansion『BFD3』の3大ドラム音源です。3大ドラム音源に関しては別売りの専用ライブラリも用意されているので、どれを選んだとしても仕事レベルでも対応することができます。ただし音楽制作ツールの世界は一度定番になると入れ替わらないのが特徴ですので、あくまでも上記が定番であるだけで、他のドラム音源が使えないわけでは…


 

ベース専用のソフト音源

フィジカル・モデリング・ベース音源「MODO BASS」

DAWソフト付属であったり、マルチ音源に収録されているベースの音色に物足りなさを感じている方は、やはりベース音源は『Trilian』を中心に考えると良いでしょう。正直なところ、前モデルのベース音源の定番ソフトシンセ『Trilogy』でも充分に使えましたが、30GB以上の後継モデル『Trilian』のベース・ライブラリーは、更にさまざまなベースの演奏を再現することが可能です。個人的にもエレキ・ベースに限って言えば…


 

マルチタイプ&サンプラー音源

Steinberg『HAlion 6/HAlion Sonic 3』

最近はDAWソフトの最上位版だと、ある程度のマルチタイプ音源が標準で付属していますが、サードパーティー製のマルチ音源は標準バンドルシンセと比べ物にならないほど持っていると重宝します。一昔前のマルチタイプ音源は、どうしても専用のインストゥルメントにはリアルさで劣るというイメージがありましたが、近年は生楽器にしても向上して、かなりサウンドがリアルになっているため、一昔前であったり、中途半端な楽器に特化したソフトシンセよりも…


 

ボーカル専用のソフト音源

ソフトシンセ・ボーカル音源

ボーカル音源と言えば、やはり『VOCALOID』です。他にもボーカルフレーズが収録されたボーカル音源などがありますが、トラック制作における制約が多すぎるため、自由度という点では圧倒的に『VOCALOID』に軍配があがります。自分で歌えない人にとってボーカロイドは一昔前では考えることのできない夢のようなアイテムではありますが、一般のボーカル録音で得ることのできるボーカル・トラックを期待しての代用には、どうしても不自然さで…


 

ギター専用のソフト音源

ソフトシンセ・ギター音源

エレクトリックギター音源で定番オススメなのはVIR2『ELECTRI6ITY』、MusicLab『Real LPC』と『REAL STRAT』です。アンプシミュレーターと組み合わせると、リアルなエレキギター・サウンドを得ることができます。

アコギ音源は 8種類のアコースティック・ギターの音色を収録している『Real GUITAR』がオススメです。

ギター音源のなかで注目はROB PAPENのリズムギターに特化したストラトやアコギのサウンドも忠実に簡単に再現するギター・グルーブ・プラグイン『RG』です。


 

ソフトシンセ ピックアップ

ギター音源の解説 & 選び方

ギター音源の定番は情報も比較的豊富ですので「Real Strat」や「Real Guitar」などの「Real シリーズ」や「Electri6ity」あたりであることは間違いありませんが「リアルワークスDTM」では、どちらかというと「Chris Hein Guitars」「Virtual Guitarist」「V-METAL」などのマイナーなギター音源を紹介しています。

エレキギター音源を選ぶ場合はアンプシミュレーター込みで考えて選ぶ必要があります。打ち込みの技術とアンプシミュレーターで追い込んでどこで妥協できるか?というのもギター音源の選ぶ際のポイントです。


 

KOMPLETE 12

Native Instruments『KOMPLETE 12

Native Instrumentsの業界標準の音楽制作パッケージ「KOMPLETE 12」が2018年09月に登場しました。第12世代になる総合音源「KOMPLETE」には、新しいシンセ、新しいサンプル・インストゥルメント、新しいエフェクトの他、Expansionsサウンドパックが初めて収録されました。新たにKOMPLETE 11までの最上位版「ULTIMATE」の上のフラッグシップ「KOMPLETE 12 ULTIMATE Collectors Edition」が加わり4つのラインナップになりました…


 


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ソフトシンセ比較ナビ | おすすめパート別DTM音源(更新日:2019年06月23日)
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