Reason
Propellerhead(プロペラヘッド)のトラック制作ソフト『Reason(リーズン)』はソフトシンセ、サンプラー、リズムマシンなど、音楽制作に必要なツールが一つになった定番のトラック制作ソフトです。
2011年10月に登場した『Reason 6』で同社のDAWソフト『Record』の機能を吸収したことにより、今まで『Reason』単体ではできなかったオーディオ・トラックの録音 & 編集をすることができるようになりました。また、2011年10月に機能制限版の『Reason Essentials』も登場しています。
Reasonの特徴
Reasonの魅力とポイント
オールインタイプの大ヒット定番ソフト『Reason』は「ソフトシンセ」「サンプラー」「リズムマシン」「ミキサー」「エフェクター」「シーケンサー」をバーチャル・ラックに並べて音楽制作をして行きます。機能制限版『Reason Essentials』やハードウェア製品にバンドルする『Reason Limited』もある『Reasonシリーズ』ですが、このシリーズはハード機材を操作するような感覚で作業することが…
Reasonの新機能
バージョンアップをする度にトラック制作ソフトの先駆者『Reason』は新しいプラグイン・エフェクト/ソフトシンセ搭載、新機能の追加をはじめ使いやすくなり進化しています。
2011年10月に登場した『Reason 6』ではレコーディングソフト『Record』の機能を吸収して強力なトラック制作機能を持つDAWソフトとして生まれ変わりました。
尚、オーディオ・トラックを『Reason』が取扱えるようになったため、2009年に登場した『Record』は早くも姿を消すことになりました。
2013年に『Reason 7』のパッケージ版が日本でもリリースされ、2014年04月の『Reason7.1/Reason Essentials2.1』を挟んで、2014年09月に『Reason 8』がリリースをされました。
2016年06月に登場した『Reason 9』では「3種類のPlayer」と「Pitch Edit」が搭載。2017年05月に登場した『Reason 9.5』で、サードパーティー製のVST音源やプラグイン・エフェクトを使用することができるようになりました。
2017年10月に登場した最新バージョン『Reason 10』は「過去最大のアップデート」という宣伝文句に相応しく新しい音源とサウンドが豊富に追加されました。
機能制限版『Reason Essentials』
2011年に新登場した『Reason Essentials』は『Reason』のなかで必要な機能を厳選した機能制限版ソフトで、2-in 2-outのオーディオ・インターフェイスをバンドルした『Balance with Reason Essentials』もあります。
使用することのできるトラック数の制限などはなく、マスタリングツールも上位版と同じですが、フルバージョンの『Reason』に比べて、使用することのできるソフトシンセ、エフェクター種類が少なく、ミキシング機能なども制限があります。
2013年05月に『Reason Essentials 2』、2014年04月に『Reason Essentials2.1』がリリースされました。
Reasonのセレクトポイントと詳細スペック
セレクトポイント
オーディオ録音に対応してDAWソフトになった『Reason』ですが、このソフトを選ぶときのポイントはトラック制作ソフトとして『Reason』を使いたいかどうかが重要です。
吸収された『Record』で実証されている通りDAWソフトとしても『Reason』はかなりしっかりしていますが、トラック制作ソフトの機能を取り除きDAWソフトとしてだけ『Reason』を見たときには、定番のプロユースDAWソフトを隅に追いやってまで勧めることはできません。
ただしトラック制作ソフトなので、その機能を取り除き『Reason』を評価すること自体がナンセンスなのかもしれません。トラック制作ソフトとしては最高のソフトだと思います。
まずはKORGのMIDIキーボードにバンドルしている『Reason Limited』あたりを使ってみると良いかもしれません。
詳細スペック
オーディオ・レコーディング & 編集にも対応したPropellerhead(プロペラヘッド)の音楽制作ソフト『Reason』、機能限定版の『Reason Essentials』、バンドル製品の詳細スペックや価格情報などに興味のある方は「Reason シリーズの詳細スペックと価格情報」で詳細を確認して下さい。