ボーカルのピッチ補正エフェクター
最近では『SONAR シリーズ』のボーカル編集ツール「Roland V-Vocal」や『Cubase シリーズ』の「Pitch Correct」ように、ミッドレンジ・モデル以上のDTM・DAWソフトにもボーカルのピッチを補正してくれるプラグイン・エフェクトを内蔵、もしくはバンドルしている製品も増えました。
確かに『Sonar X1 Studio』以上のモデルに搭載されている「V-Vocal」あたりは標準付属と思えないくらいに、イロイロなことができ優れていますので、サードパーティー製のピッチ補正ソフトを導入する必要のない方が増えているのは事実です。
しかし、ANTARESの『Auto-Tune』とCELEMONYの『MELODYNE』に代表されるピッチ補正の世界では定番であるサードパーティー製のボーカルのピッチ補正プラグインには標準付属にはない魅力がありとても強力です。
定番のピッチ補正プラグイン
Melodyne

Celemonyの『Melodyne』は音符単位に分割されたそれぞれのピッチ、フォルマント、タイミング、音量などの情報を、完全リアルタイムで音楽的に編集します。ハーモニーアレンジを施すなどの活用をすることもできます。
DNA(Direct Note Access)テクノロジーを搭載した『Melodyne Editor』なら、オーディオ素材に含まれる和音の各音を個別に編集することもできます。
Auto-Tune

ANTARESのボーカルのピッチ補正プラグイン・ソフト『Auto-Tune』は定番の業界標準プラグイン・エフェクトです。オリジナルのボーカルサウンドが、加工された形跡を聴きだすことができない程のクオリティーを独自の技術で実現しています。
2種類のピッチ補正モードを搭載したライト版の『Auto-Tune EFX』も2009年に登場しました。
iZotope Nectar

ボーカル処理用の11種類のエフェクターを1つに統合した『iZotope Nectar』はボーカル・トラックの編集に特化したプラグインです。
エフェクターには「自動ピッチ補正」と「手動ピッチ補正」も含まれていて、『Nectar』のボーカル・ピッチ補正は音程の悪い箇所の補正をするだけでなく、メロディーの再編などの細かい調整も自然な音ですることができます。
お手頃価格ながらもハイ・クオリティー・サウンドを実現している『iZotope Nectar』は『Mipa Award 2011』の「Audio Processor (Software)部門」で最優秀賞を受賞するなど高い評価を受けています。
Waves Tune

ピッチ変換や正確なリアルタイム編集機能を備えたWaveのボーカルのピッチ修正専用のプラグイン『Waves Tune』はスムーズにボーカルのクオリティーを損うことなく、繊細なピッチ補正から、大胆なピッチ修正までを行うことができます。
単体での販売のほかに『Vocal Bundle』や『Mercury Bundle』にも『Waves Tune』は収録されています。
その他のピッチ補正プラグイン

定番ではありませんが上記で紹介したボーカル用のピッチ補正エフェクターの他にも、ピッチ修正やシンプルな操作でナチュラルなハーモニーを作ることができるMu Technologiesの『Mu Voice』。
TC Heliconのイントネーション補正ツール『Intonator HS』、フォルマントを保持したままピッチを補正することができるYAMAHAの『PITCH FIX』などのピッチ補正プラグインがあります。

