トラック制作用ソフト

〜DTM・DAWソフト比較ナビ〜

トラック制作用ソフトは「オールインワン・ソフト」「統合型ソフトシンセ」とも呼ばれ、主にソフトシンセ、サンプラー、リズムマシン、シーケンサー、エフェクトなどを、1本に統合した音楽制作ソフトです。

数小節のパターンを作って組み合わせて音楽を作って行くタイプのソフトが多く、主にダンス系のジャンルに強いのがトラック制作用ソフトの特徴です。

 

このページの公開を開始したのは2008年ですが、定番のトラック制作用ソフトはオーディオトラックのレコーディングと編集の機能が、ページ公開当初に比べて、かなり強化されています。

そのため現状のトラック制作用ソフトの状況を踏まえて上で、2011年10月に記事を修正するとともに新しく記事を追加しました。

また、2018年に「トラック制作用ソフトのオーディオ機能」「トラック制作用ソフトのReWire接続」「代表的なトラック制作用ソフト」などに再構成して更新しました。

トラック制作用ソフトのオーディオ機能

DAW化が進むトラック制作用ソフト

ボーカルやギターなどのオーディオを録音することができる機能を搭載するトラック制作用ソフトも増えDAWソフト化が進んでいます。むしろオーディオ録音ができないソフトのほうが少ないくらいです。

それでは何がDAWソフトと違うかと言うと、トラック制作用ソフトはオーディオ機能が基本的にはオマケ程度のレベルのため、一般的なDAWソフトに比べるとレコーディングやミックスダウンの作業効率が悪いところです。

オーディオのレコーダーとミキサー部が弱いので、特に歌モノの楽曲でボーカル・トラックの録音&編集が必要な場合などにはホストDAWアプリとの連携が必須になってきます。

オーディオ機能も強い『Reason』

Reason

上記した「トラック制作用ソフトはレコーディングやミックスダウンの作業効率が悪い」という記事は2008年に作成したものであり、Propellerhead(プロペラヘッド)の『Reason(リーズン)』に関しては現在は状況が大きく違います。

2011年にバージョンアップした『Reason 6』は同社のレコーディングソフト『Record』を吸収したソフトに生まれ変わり、上述した「オーディオ機能が基本的にはオマケ程度のレベル」には当てはまりません。

オーディオ機能やミキサー部は充分に優れていて「オマケ程度のレベル」ではなく「強力なトラック制作機能を持つDAWソフト」という感じで、他の主要DAWソフトに比較してもけして見劣りはしません。

もちろんバージョン 6以降の『Reason』ならば他のDAWソフトとの連結なしにソフト単体で作品を完結させることも可能です。

 

トラック制作用ソフトのReWire接続

ホストDAWアプリとReWireで連動

ホストDAW『Cubase』

トラック制作用ソフトはソフトシンセ、リズムマシン、シーケンサー、エフェクターを、1本に統合しているオールインワン・ソフトなので、ソフト単体でもバックトラックの制作をすることができます。

しかし「トラック制作用ソフトのオーディオ機能」でも書いた通り、オーディオ・レコーディングやミックスの作業効率が悪いために『Cubase シリーズ』や『Logic シリーズ』に代表されるホストDAWアプリとReWire接続により連動させて強力な音楽制作システムを構築するのが一般的な使用方法でした。

上記したReWireとはパソコンの内部でソフトとソフトの接続をすることができる規格で、2つの音楽制作ソフトを同期させることができます。

ReWireの64bit化

もちろん個人の音楽制作のスタイルにもより、バージョン6以降の『Reason』などはレコーディングや編集機能もしっかりしているので連携なしでもOKですが、強力なホスト側の定番DAWソフトを使用しているユーザーにはまだReWireは需要があります。

注意点として現在多くのDAWソフトが64bitに対応し、2011年に『Reason』とReWireが64 bit化しましたが、ホスト側のDAWソフトが64 bit ReWireに対応していないといけませんので、導入する際はホスト側ソフトが64 bit ReWireに対応しているか気をつけてチェックして下さい。

2つのソフトを動作させるためのPCスペック

ReWire使った音楽制作は1台のパソコンで2つのソフトを同時に動作させるため、スペックの低い何世代も前のパソコンだと確実にもたつき、大きなストレスになり音楽制作に集中することができません。

そのため2つの音楽ソフトで快適な作業を行うためにはスペックの高いパソコンを使用する必要があります。

しかし近年のパソコンは低価格化していますので、10万円以下のPCでもCPUや搭載するメモリー容量に気をつければ、2つの音楽制作ソフトを同時に立ち上げてもストレスのない作業が可能です。

PCショップが販売しているショップブランドBTOパソコンや世界PCシェア上位のDELL(デル)HP(ヒューレット・パッカード)などの海外メーカの国内直販PCショップではかなり安くパソコンをオーダすることができるので個人的にオススメです。

音楽制作用のパソコンを検討している方などは「DAW環境に向いているパソコン」や「音楽制作DAW用PCのランキング」あたりを参考にしてみて下さい。

代表的なトラック制作用ソフト

定番は『Reason』と『FL Studio』

FL Studio

トラック制作用ソフトを選ぶときは、自分のメインで使っているDAWソフトとの連携を考えて、主にソフトシンセやエフェクターに注目して導入すると良いと思います。

代表的なトラック制作用ソフトとして、この分野を構築したと言っても間違いのない大ヒットソフトのPropellerheadの『Reason(リーズン)』やグルーブ感を重視するジャンルに最適なIMAGE-LINE(イメージライン)の『FL Studio』があります。『Reason』はMacとWindowsの両OSに対応していますが『FL Studio』はWindowsのみの対応です。


 

その他のトラック制作用ソフト

その他にもトラック制作用ソフトは、さまざまな種類が発売されていましたが、以下のDAWは発売を完了しています。

Arturia(アートリア)の『STORM』、Fxpansionのグルーブマシン『Guru』、Cakewalk『Project5』、SYNAPSE(シナプス)の『Orion Platinum』などがあります。

Arturia『STORM』、Fxpansion『Guru』はMacとWindowsに対応していましたが、Cakewalk『Project5』、SYNAPSE『Orion Platinum』はWindowsのみの対応でした。


 

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トラック制作用オールインワン・ソフト(更新日:2018年05月05日)

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