Cubase Elements

〜SteinbergのDTM・DAWソフト〜

Cubase Elementsの特徴

Cubase エントリーグレード

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人気DAWソフト『Cubaseシリーズ』のエントリーグレード『Cubase Elements』はハードウェア製品に付属するバンドル版の「Cubase Ai」「Cubase LE」の上の機能を持っています。

2018年11月にリリースされた『Cubase Elements 10』が最新バージョンで、2011年にリリースされた『Cubase Essential 5』の後継ソフト『Cubase Elements 6』より「Essential」から「Elements」にネーミングが変更となりました。

バージョン 8時点で64MIDIトラック、48オーディオトラック、24インストゥルメントトラックなど、扱えるトラック数が上位版に比べると少ないですが、エントリー版としては充分なDAW機能を備えています。

また、エントリーグレードとは言っても『Cubase Elements』は、32bit/192kHzに対応しています。

 

Cubase Elementsの魅力

SONARやStudio Oneなどの他のDAWにもエントリー版がありますが、Cubaseの魅力は「コードトラック」を搭載していることや、複数のパッドにコードを割り当てて、MIDIトラックやコードトラックの入力に使用できる「コードパッド」を使うことができることです。

ただ個人的に残念なのは「リストエディター(イベントリスト)」が搭載されていないところです。「リストエディター」を使いたい場合は「Cubase Artist」以上のグレードを使う必要があります。

 

Cubase Elements搭載のソフトシンセ&エフェクター

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バージョン 8時点で搭載するソフトシンセはヤマハとSteinbergの共同開発によって生まれたマルチ音源「HALion Sonic SE」、バーチャル・アナログシンセサイザー「Prologue」、ドラム音源「Groove Agent SE」の3種類のVSTインストゥルメントです。

プラグイン・エフェクターはボーカルのピッチ補正できる「Pitch Correct」や、ギター用「VST Amp Rack」をはじめとする40種以上のオーディオ・エフェクトを『Cubase Elements』は搭載しています。

比較する自体が間違っていますが上位版に比べてしまうと『Cubase Elements』に搭載しているソフトシンセとプラグイン・エフェクターは見劣りがします。

<Cubase Elementsの評価>

価格から考えると『Cubase Elements』はコストパフォーマンスは非常に高いだけでなく、「VOCALOID Editor for Cubase」も使用することができます。

そのため、とりあえずDAWを始めたい人や、Cubaseシリーズを使ってみたい人にオススメすることのできる音楽制作ソフトです。

ただし、長く使うことを考えると、やはりミッドレンジ・グレードの「Cubase Artist」以上が良いと思います。


 


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Cubaseシリーズのラインナップ

Cubase Elements | DTM・DAWソフト比較ナビ(更新日:2019年06月30日)

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