ギター用アンプシミュレーターの比較

〜失敗しないプラグイン・エフェクト選び〜

DAWソフト上でプラグインとして使用することのできる定番とおすすめのエレキ・ギター用のプラグイン・アンプシミュレーターを紹介するコンテンツです。

進化したソフトシンセ・ギター音源とアンプシミュレーターで、打ち込みでもリアルなギターサウンドを得ることができます。

ギター・サウンドをリアルに再現することのできるNative Instruments「Guitar Rig」、Waves「GTR3」、IK Multimedia「AmpliTube 4」は「Fender」や「Marshall」などのスタンダードなアンプを搭載しているだけでなく、数多くのSTOMP(コンパクト・エフェクター)も搭載しています。

このページは以前公開していた「アンプシミュレーター & エフェクター | DAW ギター・サウンド」を2019年に再構築したページです。

IK Multimedia「AmpliTube」とNative Instruments「Guitar Rig」を中心にあまりに定番が入れ替わらずに、記事にするネタがなかったので閉鎖したのですが、Positive Grid「BIAS AMP 2」が定番アンプシミュレーターの仲間入りを果たしています。

オススメの定番のアンプシミュレーター

Positive Grid「BIAS AMP 2」

Positive Grid「BIAS AMP 2」

定番アンプシミュレーターに仲間入りをしたPositive Grid(ポジティブ・グリッド)の「BIAS AMP 2」は真空管アンプのトーンやフィーリングなどをDAW上で再現可能なアンプ・デザインツールです。

詳しく「BIAS AMP 2 - Positive Gridの定番アンプシミュレーター」でも紹介している大きくパワーアップした2018年02月に登場の「BIAS AMP 2」では、自分だけのギターサウンドを前バージョンよりも作ることができるようになっています。

ラインナップは「STD(スタンダード)」「Pro(プロフェッショナル)」「Elite(エリート)」の3ラインナップです。

プリセットも充実していてカスタマイズすることにより自分の欲しいギターアンプを作ることのできますが、「BIAS AMP 2 Pro」以上に搭載される「AMP Match(アンプマッチ)機能」が特筆すべき点です。

ターゲットとなる真空管アンプ、キャビネット、マイクに近づくようにマッチングをして、リファレンス・アンプのトーンにサウンドを適合させる「AMP Match」はPositive GridのToneCloudに100種類以上のプリセットが用意されています。

3ラインナップありますが、AMP Match 機能を使うことができる「BIAS AMP 2 Pro」以上をオススメします。


 

Native Instruments「Guitar Rig」

Native Instruments「Guitar RIG 5 Pro」

Native Instruments「Guitar RIG 5 Pro」は17のアンプ、27キャビネット、54のエフェクトを搭載する「KOMPLETE シリーズ」にも収録されるギター・ベース用のプラグインです。

実際の製品と同様のキャラクターを持つ「Guitar RIG 5 Pro」に収録される伝説的なアンプは、受賞歴のあるDynamic Tube Response Technologyにより忠実に再現されています。

「ディストーション」「オーバーディレイ」「リバーブ」「ディレイ」「モジュレーション」「フィルター」などの収録される54のエフェクトも非常に出来が良いです。

単品でのダウンロード販売もありますが、KOMPLETE、KOMPLETE ULTIMATE、KOMPLETE ULTIMATE Collector’s Editionに含まれますので、KOMPLETEを購入したほうが良いです。


 

Waves「GTR3」

Studio One Artist Piapro Edition

最近は製品よりも価格破壊で注目を集めることの多いWAVESですが、バーチャル・ギターアンプ + エフェクト・ソフト「GTR3」は「Mipa Award 2008」の「Recording Effects Software 部門」で最優秀賞を獲得するなど、しっかりと現在でも使えるアンプシミュレーターです。

定番でもあり入門バンドルでもある「WAVES Gold」にも収録される「GTR3」にはFender、Marshall、Mesa/Boogie、Voxなどビンテージから現代に至る19の「カスタム・ギターアンプ」、7種類の「Bass Amp」、22種類の「キャビネット」、26種類の「ストンプ・エフェクト」を搭載しています。

搭載されるハイゲイン・アンプ、クリーン・アンプ、ドライブ・アンプ、Neil Citron アンプのなかで、個人的に最も好きなのは「ドライブ・アンプ」です。

プラグインとしてだけではなくスタンドアロンでも「GTR3」は動作しますので、スタジオだけではなくステージでのライブなどでも活躍するアンプシミュレーターです。

WAVES GTR3は「Gold」の他に「Platinum」「Diamond」「Horizon」「Mercury」などの定番バンドル製品に収録されます。


 

IK Multimedia「AmpliTube 4」

IK Multimedia「AmpliTube 4」

世界中のミュージシャンから非常に高い評価を得ているIK Multimediaのアンプ・モデリング・ユニットに、エフェクト・モジュールを追加した定番のギター・アンプシミュレーター & エフェクト・ソフト『AmpliTube』は「チューナー」「ストンプ(ペダル・エフェクター)」「アンプ(プリアンプ + EQ、パワー・アンプ)」「キャビネット + マイク」「ラック・エフェクター」のモジュールを組み合わせて自由にギター・サウンドを構築することができます。

個人的にバージョン 1から使用している「AmpliTube」は好きなアンプシミュレーターのひとつで、バージョン 3の時点でで充分すぎるくらいに満足なクオリティーでしたが「AmpliTube 4」でさらにパワーアップしています。

「MESA/Boogie」や「Fender」などのアンプ・ブランド & Jimi Hendrix、Slashなどのアーティスト公認コレクションも追加することが出来ますが、それらを含めて300機種以上のギア・モデルを収録する「AmpliTube MAX」がオススメです。

最近は「BIAS AMP 2」をよく使うようになりましたが、2016年まではアンプシミュレータは「AmpliTube 3」「WAVES GTR3」の二つのアンプシミュレーターのコンビネーションが個人的にお気に入りでよく使用していました。

パッケージは「AmpliTube」「AmpliTube Delax」「AmpliTube MAX」がありますがスタンダード・エディションはIK Multimediaのオーディオ・インターフェイス「iRig シリーズ」などにバンドルする製品があります。

そのため、はじめて「AmpliTube」を購入する人は、お得なのでハードウェアを購入してから「AmpliTube MAX」にアップグレードするのがオススメです。以下に「AmpliTube」がバンドルする主要製品もまとめています。


 


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アンプシミュレーターの比較 | ギター・サウンドをDAWで極める定番プラグイン(公開日:2019年07月06日)

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