DAWソフトと作品クオリティー

宅録スタジオでの作業の中心となるDAWソフトの価格は下は5,000円くらいから、上は6万円を大きく超えるソフトが販売されています。
このページでは上位版とライト版のDAWの違いなどを説明してゆきますが、最近は最上位版でもソフトによっては価格が落ちましたので、ライト版のオススメはあまりできない状況です。
DAWソフトと作品クオリティー
DAWソフトのラインナップ
多くの人に支持されている「Cubase」や「Studio One」のような主要DAWソフトには、フルスペックの上位版のほかに機能を絞ったライト版やハード製品に付属するバンドル版など、いくつかの種類がラインナップされています。
このサイトの「定番のおすすめDTM・DAWソフト 10選」で紹介しているほとんどのDAWソフトは、複数のエディションがありますが、最近は上位版でも価格が落ちましたので、エントリー版をソフト単体で購入するのはやめておいたほうが良いでしょう。DAWに慣れるのであれば、ハードウェア製品にバンドルしている音楽ソフトで充分です。
作品クオリティーに関わるもの
打ち込み、ミックス、マスタリングなどの音楽制作に必要な技術的なことを除くと、作品のクオリティーに大きく関わってくるのはプラグイン・エフェクトやソフトシンセなどの音源です。
DAWソフトの機能とは関係ありませんが、モニタースピーカーやモニターヘッドホンも作品クオリティーには非常に重要です。
極端な話ですが、実際にわたしも試してみましたが、Macを購入すると付属してくる「GarageBand」でも、高品質な音源と、WAVESの高品位なプラグイン・エフェクトなどを使用すれば、市販されているレベルの作品を作ることができます。
ただしエントリーユーザー向けのソフトだと、細かい編集作業があまりできないので、作品制作に時間がかなり掛かりますのでオススメすることはできません。
低価格DAWソフトと高価格DAWソフトの違い
上位版とライト版では値段も数万円以上の違いますが、ライト版のDAWソフトと、上位版のDAWソフトとでは何が大きく違うかというと、作業効率と付属するプラグイン・エフェクトやソフトシンセです。
Apple「Logicシリーズ」の上位版「Logic Pro」とライト版「Logic Express」(現在は販売されていません。)のように、音楽制作の作業という点では、それほど大きな違いのないソフトもありましたが、ほとんどのDAWソフトの場合、圧倒的に違うのは作業効率と、付属するプラグイン・エフェクトやソフトシンセなどの音源です。
エントリーバージョンには高品位のマスタリング用のプラグインやピッチ補正ソフトがありませんが、上位版にはしっかりとバンドルしています。