ボーカリストの宅録環境
ボーカル録音の環境を整える
デモ音源の説得力
現在は誰でもお金を掛けずに自宅録音の環境を整えることのできる時代であるということを「宅録って何?」で書きました。
少し例えが変ですが「一般の人がファミコンとプレステが同じ値段で売っていたらどちらを購入するか?」と同じで、すでに鼻歌やラジカセの前で弾き語りで録音した程度のデモ音源には、あまり説得力がないことは言うまでもないことです。
少し前の記事になりますが「デモ音源をチェックしよう」で、もう少し詳しくこの辺のことを書いていますので、目を通しておくとオススメします。
<関連参考ページ>
デモ音源をチェックしよう
デモ音源を送り続けているけどなかなか次の話につながらないないという方は「わたしには才能がないんだ」とあきらめる前に、一度自分のデモ音源をチェックしてからデモ音源を人に聴かれても恥ずかしくない評価されるレベルの音源に…
マイクを中心の録音環境
ボーカル志望の方はサウンドクリエーターと同等の高度な宅録環境を構築する必要はないと思いますが、最低限の録音環境は整えておくことをオススメします。
なぜなら、ボーカル志望の人はDAWソフトとマイクを中心に、ある程度しっかりとした宅録環境を構築することは、自分で作曲、編曲、ミックスダウン、マスタリングができなくても可能性が広がってゆくからです。
オンラインでサウンドクリエーターと出逢い、歌のデータをやりとりすることにより、運が良ければしっかりとした市販レベル近く、もしくは市販レベルのデモ音源を制作することができるので、宅録環境を整えるメリットはかなりあると思います。
仮歌の仕事ができる
また、最近ではオンラインでの自宅ですることのできる仮歌の仕事などもボーカリストの人にはあり、そこから次につながる可能性もありますので、最低限の宅録環境を、しっかりと整えておくことをオススメします。
一般的な自宅スタジオに最適なマイクのことや、一緒に揃えておきたいツールなどは「歌録音用のマイク | はじめての宅録ツール」で、もう少し詳しく書いていますので、そちらを参照して下さい。
<関連参考ページ>
歌録音用のマイク | はじめての宅録ツール
マイクもヘッドホンとモニター・スピーカー同様に、定番と呼ばれる製品はなかなか入れ替わらないのが特徴です。ゲーム音楽などのインストゥルメンタルを制作している人や、ボーカロイドなどのソフトシンセを使用して楽曲制作をしている…
ボーカル志望の人はサウンドクリエーターと同等の宅録環境を構築する必要はないものの、DAWソフトとマイクを中心にツールを揃えるメリットがあることを分かってもらえたと思います。
次のページでは「宅録環境は必要か?」について解説しています。もちろんスタジオ構築が「必要な人」もいれば「必要のない人」もいます。