20年以上の歴史を持つループシーケンサーソフトの上位版「ACID Pro」は、国内でソースネクストが販売元になってから、勢いがあるというより全盛期よりも注目度が高くなっています。
まさか統合型DAWソフトの上位版が1万円以下で購入することができるようになるとは、夢にも思っていませんでしたが、音楽制作レベルを選ぶことなく、それぞれのレベルで使えるソフトです。
最上位版 ACID Proの特徴
統合型のDAWソフト
ループシーケンサーが大きな特徴ですが最上位版になる「ACID Pro」はバージョン 6から、ループシンケンサーから統合型のDAWソフトとして生まれ変わりました。
マルチトラック・レコーディング、インラインMIDI編集 & ドラムエディタ、外部コントローラによるオートメーション、複数のオーディオ素材を同一トラック内に置くマルチクリップ機能も実現されています。
2009年に登場したバージョン 7では柔軟性の高いミキシングコンソールも装備されましたので、作曲、トラック制作、ミックスダウン、マスタリングなどの基本的な音楽制作をACID Proのみですることができます。
ReWireのサポート
統合型のDAWソフトなので、他のMIDIシーケンサーや、レコーディング用のDAWソフトがなくても「ACID Pro」のみで作品を完結することができます。
他社のDAWソフトを使用している人は「ACID Pro」はReWireのホストだけでなく、デバイスもサポートもされていますので簡単に連動させることができます。
わたしは気分転換やスケッチをACIDで行い、良い感じになったらメインDAWと連携させるという使い方をしています。
ACID Proの新機能
約2年ぶりの2009年に登場したバージョン 7は「ミキシングコンソール搭載」「タイムストレッチ/ピッチシフトの音質向上」「Windows Vistaに正式対応」などのバージョンアップがされました。
大きなポイントとなる約9年ぶりのバージョンアップとなった2018年05月にリリースされた「ACID Pro 8」では「64ビット対応」で現在の音楽制作に対応しました。
2019年に登場した「ACID Pro 9」は「MIDIプレイ可能なチョッパー・パフォーマンスツール」「32bit VSTブリッジに対応」などがポイントとなります。
ACID Proのセレクトポイントと詳細スペック
豊富なACIDループ素材&ソフトシンセ
ループシーケンサーが売りのDAWですので、素材も充実していて、ACIDizedされた膨大な約9GBのループが付属します。
MAGIXブランドとなり、はじめてのアップデートとなったバージョン 8では「Music Maker Premium Edition」にも搭載されている13のソフトシンセが新搭載され「ACID Pro 9」では新たに2つのシンセサイザー音源が搭載されました。
価格破壊とセレクトポイント
2016年の価格破壊で再注目されたDAWソフト「ACID Pro」は2018年のバージョンアップ後もキャンペーン中は1万円を切る低価格で販売されています。
ソフトに付属するACIDループ素材とMIDIデータだけでも、1万円以下なら充分に元を取れるのではないかと思います。
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