ACID Pro 8の新機能 – 約9年ぶりのバージョンアップ

ACID Pro 8 画像1

MAGIXがSony Creative Softwareから音楽制作ソフト「Sound Forge Pro」「ACID Pro」、映像制作ソフト「Vegas Pro」「Movie Studio」を2016年に取得しましたが、2018年05月15日にMAGIX『Acid Pro 8』が国内でもリリースとなりました。

2014年「ACID MUSIC STUDIO 10」からは約4年ぶり、2009年「ACID Pro 7」からは何と約9年ぶりのバージョンアップです。

2017年に「今さら感のACID ProとACID Music Studioが売れている」のほうでも記事にしましたが、価格破壊をしてからのACID Proは特に人気がありました。

1998年に発売された20年の歴史を持つACIDが、まさかのアップデートをして進化したことは喜ばしいことです。

このページで紹介しているMAGIX「ACID Pro 8」は旧バージョンとなります。最新バージョンの情報は「ACID シリーズのバージョンごとの新機能」で確認して下さい。

ACID Pro 8の新機能

ユーザーインターフェイスを一新した『Acid Pro 8』の新機能は「64ビット対応」「VST3のプラグインのサポート」「ソフトシンセの追加」「ループ音源を多数追加」などです。

1,000ドル以上の価値(メーカー情報)のある新しいインストゥルメント、ループ、エフェクトが豊富に付属します。

64ビット対応とVST3のサポート

新たなユーザーインターフェイスが目を引き、大きな進化を遂げたように見えますが、「64ビット対応」と「VST3のプラグインのサポート」により、現代の制作環境でも使うことができるソフトに進化したことが『Acid Pro 8』の特筆すべき点となります。

ACID Pro 8の新しい64ビット・アーキテクチャーはパソコンを最大限に活用することができるように設計されています。

VST3のプラグインのサポートされていますので、サードパーティー製の最新のVST3対応のプラグインエフェクトやソフトシンセもACID Pro 8で使用することができます。

ACID Pro 8の新プラグイン・インストゥルメント

高評価のMAGIXの『Music Maker Premium Edition』にも搭載されている13のソフトシンセが『ACID Pro 8』には新搭載されています。

ACID Pro 8 ソフトシンセ

「POP DRUMS」「ROCK DRUMS」「Electric Bass 」「Revolta 2」「Lead Synth」「Church Organ」「Choir」「Cinematic Soundscapes 8」「Concert Grand」「VITA2」などドラム音源、ベース音源、ピアノ音源、シンセ音源、サンプラー音源など、しっかりとしたものが搭載されています。

アーティキュレーション(奏法)を切り替えることができる音源もあり、これがなかなかのクオリティーがあります。

コーラス音源「Choir」はUh〜、Ahh〜などをキースイッチで切り替えることができ、使い勝手が非常に良いです。

ギター音源がありませんが、マルチタイプ音源「VITA2」のなかに、良い感じのギターが収録されています。

標準で付属するギター/ベース用エフェクト「Vandal SE」を使えば、MIDIでもリアルなギターサウンドを作り出すことが可能です。

ACID自体がループを並べて作ってゆくと言うイメージがありますが、ACID LoopとMIDIを連携させて楽曲制作することも可能です。

ACID Pro 8の新プラグイン・エフェクト

ACID Pro 8 プラグイン・エフェクト

新プラグイン・エフェクトとして「essentialFX Suite」「AM | TRACK SE」「Vandal SE」が『ACID Pro 8』には新搭載されています。

<essentialFX Suite>
新しい「essentialFX Suite」は、11種類のファーストクラスのプラグインエフェクトのコレクションです。

「essentialFX Suite」に収録されるのは「Gate」「Vocal Strip」「Compressor」「Tremolo Pan」「Chorus Flanger」「deEsser」「Phaser」「Tubestage」「Limiter」「Reverb」「Stereo Delay」の11種類。

<AM | TRACK SE>
Analogue Modelling Suiteに収録されるビンテージモードを備えたリアルなアナログモデリング・コンプレッサー「AM | TRACK SE」。

<Vandal SE>
スタンプボックス、ギターアンプ、スピーカーをモデル化したギター/ベース用エフェクトラック「Vandal SE」。

ACID Pro 8の評価とオススメのパッケージ

ACID Pro 8は理想的なバージョンアップ

ACID Pro 8 画像2

久々の『ACID Pro 8』のアップグレードは、「64ビット対応」と「VST3のプラグインのサポート」はもちろんのこと、ソフトシンセにしてもMAGIXの培ってきたものが追加された理想的なバージョンアップです。

キャンペーン中の販売価格を考えると文句をつけるところがありません。9GBの全く新しいACIDループとサンプルも追加されますので、わたしも購入します。

MAGIXの音楽制作DAWソフト『ACID Pro 8』の詳細情報に興味のある人は「ACID Pro 8の詳細スペックと最安値情報」で確認してください。

購入する人はキャンペーンが頻繁に行われていますので、1万円以下で販売されているキャンペーン中に購入すると悔しい思いをしないですみます。

ACID Pro 8の詳細スペックと最安値情報

ACID Pro 8とSOUND FORGE Pro 12 Suiteの組み合わせ

SOUND FORGE Pro 12 Suite 画像

税込みで1万円を切る「ACID Pro 8」のキャンペーン時の価格も安いのですが、05月15日に同時に国内リリースとなった7製品を収録する「SOUND FORGE Pro 12 Suite」のコスパが凄いです。

ACID Pro 8に搭載するプラグインはSE版が多いですが「SOUND FORGE Pro 12 Suite」は「Analogue Modelling Suite」「Vintage Effects Suite」「Vandal」などが、すべてフルバージョンで搭載されるだけでなく、マスタリングツール「Wave Hammer 2.0」「iZotope Ozone 8 Elements」が収録されます。

「VEGAS/ACID 全部パック」だと「ACID Pro 8」の他に「SOUND FORGE Pro 12 Suite」も収録されるので、2万円以下であれば非常にオススメです。というより動画編集ソフトの「VEGAS Pro」もバンドルしていますので価格的にも最強です。

ACID Pro シリーズの詳細スペックと最安値情報

タイトルとURLをコピーしました