Ableton(エイブルトン)の『Live シリーズ』は、直感的で自由な操作とループシーケンス機能などが魅力のDAWソフトで、あらゆる音楽活動での使用に対応することができるように設計された音楽ツールです。
オーディオループ素材の配置や、ギターやボーカルなどをレコーディングによるトラック制作・編集・演奏のすべてを直感的な軽快操作で「Ableton Live」だけで完結させることができます。
ニューバージョン「Live 12」が登場しましたので、このページもリニューアルしました。
Ableton Liveの特徴
直感的な音楽制作
特に直感的な音楽制作を好むクリエイターから高い支持を得ているのが、作業を止めることなくリアルタイムで操作することのできる「Ableton Live」です。
以前はWindowsにしか対応していないMAGIX(旧 Sony Creative Software)のループシーケンスソフト「ACID シリーズ」を羨ましく思うMacユーザーが、Mac OSにも対応している「Ableton Live」にACID的な使い方を求めて興味を持ち導入していました。
しかし、Appleの「iLife」にパッケージされている「GarageBand」が登場して以来、Macに対応している多くの音楽制作ソフトがループシーケンス機能を搭載し始めたことにより、ACID的な「ループを並べての音楽制作」という観点からは、かなり『Live シリーズ』は微妙なポジションとなり、ソフトへの関心というのは薄れて行きました。
統合型のDAWソフトとして進化
そんな状況のなかでも、バージョンアップの度に「Ableton Live」は、オーディオ/MIDIエンジンを強化し、直感的な操作はそのままに、統合型のDAWソフトとして実力を確実に備えてきて、今ではなくてはならないDAWソフトとなりました。
サウンドクオリティーも向上しているだけでなく「Ableton Live 9」、先進的な「Audio to MIDI 機能」を搭載。「Ableton Live 10」では新しいデバイスを搭載、ワークフローの向上、新たに厳選したサウンドライブラリーなど数々の機能を搭載して、さらにDAWソフトとして進化しました。
Ableton Liveの新機能
プラグイン・エフェクターやソフトシンセの追加 & 強化だけでなく、統合型DAWソフトとしても、2009年に登場したバージョン 8以降の「Ableton Live」は、バージョンを重ねるごとに確実に実力を備えてきています。
2013年03月に登場した「Live 9」では、オーディオデータを解析してMIDIデータへ変換する「Audio to MIDI 機能」など、他のDAWソフトをメインに使用しているユーザーからも一目置かれる機能を搭載しました。
2018年02月にリリースされた「Live 10」では、新しいデバイスを搭載、ワークフローの向上、新たに厳選したサウンドライブラリーなど数々の機能を搭載しています。
2024年02月にリリースされる「Live 12」では、MIDI関連の機能を大幅に強化されています。
Live シリーズのセレクトポイントと詳細スペック
Ableton Liveの各パッケージ
このLive シリーズにはミッドレンジモデル「Ableton Live Standard」の他に、エントリー版の「Ableton Live Intro」と「Max for Live」をバンドルした最上位版「Ableton Live Suite」も販売されています。
最新の「Live 12」のラインナップも「Live Suite」「Live Standard」「Live Intro」となります。
また、多くの USB – MIDI キーボードやオーディオインターフェイスなどのハードウェア製品にもライト版の「Live Lite」が付属しています。
Live のセレクトポイント
人気のM-Audio、Alesis、KORG、NovationのMIDIキーボードや、Focusriteのオーディオインターフェイスをはじめ、多くのハードウェア製品に機能限定版の「Ableton Live Lite」が付属します。
パッケージ販売されている「Live」と比べると、最大オーディオトラック、同時に使えるエフェクトやインストゥルメントの数が少ないですが、上位版の基本的な機能と、ベーシックなサウンドコンテンツを「Ableton Live Lite」は提供しています。
まずはバンドル版の「Live Lite」を使用して、操作性等が気に入った人は、「Live Standard」や「Live Suite」へアップグレードをするのがよいです。
Ableton(エイブルトン)のDAWソフト「Live シリーズ」のニューバージョンや、各ソフトの詳細のスペック、バンドル製品、価格情報などに興味のある方は、右下のリンク先の「Ableton Liveシリーズの詳細スペックと価格情報」で詳細を確認して下さい。