Reason 7

〜PropellerheadのDTM・DAWソフト〜

Reason 7の主な新機能

Reason 7 & Reason Essentials 2 リリース

Reason 7 画像01

前バージョンの『Reason 6』では同社『Record』を統合してDAWソフトに進化したPropellerheadの音楽制作ソフトのニューバージョン『Reason 7』のパッケージ版が2013年05月に登場しました。

今バージョン 7も主な新機能として「MIDI アウトのサポート」「オーディオ・スライス機能搭載」「ミキサーにバス・チャンネルの搭載」「スペクトラムアナライザー・ウィンドウ」「新エフェクター Audiomaticの追加」「サウンドライブラリの拡張」などです。

尚、インストゥルメントやエフェクトをフルバージョンの『Reason』から厳選したエントリー版の『Reason Essentials 2』もリリースされています。

 

<2014年 追記>
2014年04月に『Reason 7.1/Reason Essentials 2.1』がリリースされています。『Reason 7 / Reason Essentials 2』ユーザーは無償でアップデートすることができます。

 

Reason 7 トラック制作関連の新機能

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注目のトラック制作の観点での『Reason 7』の新機能は「MIDI アウトのサポート」と「オーディオ・スライス機能搭載」です。

まず最近はソフトシンセを主に使用しているので「不要」という方もいるかもしれませんが、『Reason 7』がMIDI アウトのサポートをしたことにより、外部のハードウェアシンセを「Reason ラック」のように使用することができるようになりました。

次に「Dr.OctoRex」と連携できるオーディオ・データを自動的にスライスできる同社の『Recycle』の機能をバージョン 7で搭載しています。

以前、わたしも単体発売されていた『Recycle』を使用していましたが「この機能にどんな使い方があるの?」という方に、簡単に使い方を説明すると「オーディーループの再利用」です。

例えば、市販されているドラムループをヒット毎にスライスして、それを並び替えて新しいドラム・パターンを作ったりします。

ただ昔「ハードウェア音源からソフトシンセへ移行」で書いたこともありますが、現在はサウンドクオリティーも、かなりの次元に突入したソフトシンセ・ドラム音源のほうが圧倒的に使いやすいので、個人的には全く『Recycle』を使っていません。

それでも『Reason』内で手軽にスライス機能が使えるとなると、また使ってみたくなるかもしれません。

Reason 7のセレクトポイントと詳細スペック

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メーカーや量販店は「バージョン 7は物凄いメジャーアップデート」というのを強調していますが、ユーザーの観点は、ここで書いた通りです。

現状のDAWベースでの音楽制作の視点に立つと、同時期にアップグレードした他のDAWソフトの新機能と比べると、けして最先端の技術を搭載したとは言いがたいだけでなく、インパクトは、ほとんどあまりありません。

今回の『Reason 7』で搭載されたバス・チャンネルにしても、トラック制作ソフトとして考えているユーザーから見ると「今までミキサーにバス・チャンネルなかったの?」という程度の感想です。

ある程度、音楽制作の経験を積んだ方には、そこをプッシュされると「プロユースDAWソフト」に比べて中途半端なDAW機能の印象を与えるだけな感じがします。

歴史を作った『Reason』の栄光時代を知るユーザーはトラック制作の機能には期待しても、DAWソフトとしての機能は、正直期待していません。しかし主要DAWが多機能化しているので、「新規ユーザーの獲得」という点で仕方のないことなのかもしれません。

パッケージ版も2013年05月にリリースされたPropellerhead SoftwareのDAWソフト『Reason 7』と『Reason Essentials 2』の詳細スペックや価格情報などに興味のある方は以下の「Reason 7の詳細スペックと価格情報」で確認して下さい。


 



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Reason 7の新機能(更新日:2014年05月08日)

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