MOTU(モツ)の定番DAWソフト「Digital Performer 9(DP9)」が2015年07月に登場しました。
前回のバージョンアップはWindowsへの対応が話題になったDPですが、約2年半ぶりのメジャーアップグレードとなるバージョン9でも、いろいろな新機能が搭載されています。
Digital Performer 9の主な新機能
約2年半ぶりのメジャーアップグレード
Digital Performer 9(DP9)の主な新機能は「オートメーションレーンの追加」「オーディオプラグインのMIDIラーン対応」「検索機能をさらに充実」「トラックコマンドの生成」「MIDIのミュート」「プラグインウィンドウのフローティング化」などです。
新機能とは言っても、他のDAWでは、すでに搭載している機能も多いため、正直なところ約2年半ぶりのメジャーアップグレードとなった「Digital Performer 9」で特筆する点というのはありません。
追加ソフトシンセ & プラグイン・エフェクト
今回のバージョンアップの目玉であるソフトシンセ「MOTU MX4」と、5つの新しいプラグイン・エフェクトを「Digital Performer 9」は新たに搭載しています。
まず、Erik Norlander によって設計されたEDMに適した新しい120のプリセットから成るサウンドバンクを含む「MX4」はハイブリッドなソフトシンセ音源です。
プリセットも「MX4」は豊富なので、さまざまなジャンルの楽曲の制作に使用することができます。
次にDP9で搭載されたプラグイン・エフェクトは1176LN コンプレッサーを忠実に再現した「MasterWorks FET-76」。Craig Anderton による QuadraFuzz を忠実に再現した「MultiFuzz」。ギター / ベース用シンセプラグイン「MegaSynth」。ギター用ポリフォニックオクターブジェネレーター「MicroG」。ベース用ポリフォニックオクターブジェネレーター「MicroB」の5種類です。
ヴィンテージコンプレッサー「MasterWorks FET-76」はマスタリング字にも活躍すると思います。
Digital Performer 9の評価
DP8のときはWindowsへの対応など派手なバージョンアップのイメージがありましたが、それに比べるとDigital Performer 9は地味な感じがします。
また「Logic Pro X 10.1」や、円安のせいもあって、「Digital Performer 9」は販売価格が、やたら高く感じてしまいますので、DP9 クロスグレード版がオススメだと思います。