SONARの新機能 2012~2016
SONAR 2016年
Cakewalk『SONARシリーズ』の2016年マンスリー・アップデート情報を月別に掲載しています。
メンバーシップ制の導入後のSONARは機能強化やプラグインの追加であったり、毎月、楽しませてくれます。
MS処理もできるリニアフェイズEQ「LPEQ」と、リニアフェイズ・マルチバンドコンプ「LPMB」は良い感じでした。
SONAR 2015年
TASCAM開発陣の技術が投入されハイレゾにも対応した新しい『SONARシリーズ』の国内販売が2015年03月から開始されました。ラインナップは最上位グレード『SONAR Platinum』、スタンダードグレード『SONAR Professional』、エントリーグレード『SONAR Artist』の3つのグレードです。高評価を得た『SONAR X3』から少し時間が空いた気がしますが…
SONAR X3(2014年01月)
待っていた方も多いと思いますが『SONAR X3』の日本語版が2014年01月に登場しました。英語版は、すでに2013年09月にリリースされていましたが、代理店がローランドからティアック「TASCAMブランド」になったことも影響して、少し遅めの日本語対応となりました。ラインナップは『SONAR X3』も「PRODUCER」「STUDIO」「ESSENTIAL」の3つのグレードで…
SONAR X2(2012年11月)
最上位版が約2万円の大幅な値下げとなった2012年11月に登場したDAWソフト『SONAR X2』には、トータルで100種類以上の機能が追加されました。2年ぶりのメジャーアップグレードとなった今バージョン『SONAR X2』の注目すべき主な新機能は「大幅に改善されたワークフロー」「新たなハイレベルなプラグインの追加」「Pro Channelの進化」などです。尚、前バージョンの『SONAR X1』と…
SONARの新機能 2008~2011
SONAR X1 Production Suite(2011年12月)
2011年12月に発売が開始された『SONAR X1 Production Suite』は『X1 Producer』の最新バージョン『SONAR X1c Producer』をベースに『SONAR X1 EXPANDED』『PC4K S-Type Expander/Gateモジュール』『Z3TA+ 2』を統合したプロ仕様のコンプリートDAWパッケージです。もちろん音楽制作ソフトというのは今後も発展して行くと思いますが『SONAR X1 Production Suite』は「CakewalkがたどりついたDAWシステムに…
⇒ SONAR X1 Production Suiteの解説へ
SONAR X1(2010年12月)
バージョン9を一気に飛び越えて2010年12月に登場した『SONAR X1』はバージョン8の後継DAWソフトで、前バージョンまでの『SONAR』に比べてかなり大幅な機能強化が図られています。
ラインナップは従来の最上位版『Producer』と標準版『Studio』に、新たにビギナー向けの『Essential』を加えた3ラインナップで、この3モデルはすべて共通のユーザー・インターフェースを採用しています。また下位モデルは用途に合わせて上位版へアップグレードすることもできます。
一新されたユーザー・インターフェース
今回のバージョンアップで真っ先に目が行くのは一新されたユーザー・インターフェースです。最近のスタンダードになったワイド・スクリーンのPCディスプレイに合わせて『SONAR 8.5』までの2画面構成から1画面構成に最適化され、ウィンドウの切り替えを行わない効率的な作業を行うことができるようになりました。
他にも、機能ごとに用意されていた「基本メニューの一元化」、作業画面のレイアウトを自由に変更することができる「MultiDock機能」、複数のファンクションを持つ「スマート・ツール」、プラグイン・エフェクト/ソフトシンセ、ループ素材をドラッグ&ドロップで使用することのできる「新設計ブラウザ」などの新機能により、さらに効率的な音楽制作の環境が実現されました。
ProChannel コンソール
プラグイン関連の主な強化は一組のマルチ・エフェクトとして複数のプラグインを管理することができる「FX Chain機能」の装備と最上位版『SONAR X1 Producer』のみにアナログ・モデリングによるコンプレッサー、EQ、チューブ・サチュレーションを統合した「ProChannel コンソール」がすべてのチャンネルに搭載されました。
SONAR X1 Studioは大幅なプライスダウン
また、ユーザー・インターフェースをはじめとする大幅な機能強化を目にすると意外と見落としがちかもしれませんが、標準版『SONAR X1 Studio』にはバージョン8までは最上位版の『Producer』のみに搭載されていた「V-Vocal」「TL-64 Tube Leveler」などが今回搭載されているだけでなく、前バージョンよりも販売価格自体が安くなっているので、実質は大幅なプライスダウンになり非常にお得感が出ています。
個人的に今回の『SONAR』のバージョンアップは時代に合わせて使いやすくなったことをはじめ販売価格も含めて高く評価しています。
また他社の競合DAWソフトである『Cubase シリーズ』や『Pro Tools シリーズ』への意識を忘れずに、独自のカラーを出している『SONAR シリーズ』には非常に共感を持つことができます。
SONAR 8.5(2009年)
多数の表現力を高めるための新機能やプラグイン・エフェクトが2009年に登場した『SONAR 8.5』では追加搭載されました。
ドラムやパーカッション用に専用開発された「PX-64 Percussion Strip」、ボーカル処理用に専用開発された右画像の「VX-64 Vocal Strip」の2種類のバージョン8.5の目玉エフェクターと「Alias Factor、Classic Phaser、HF Exciter、Mod Filter、Stereo Delay、Multivoice Chorus/Flanger、Para-Q、Stereo Compressor/Gate、Studioverb2」の9種類のプラグイン・エフェクト『SONAR 8 Producer』には新たに追加されています。
SONAR 8(2008年12月)
2008年12月に登場した『SONAR 8』には新たなソフトシンセとプラグイン・エフェクターが複数追加されました。特に『SONAR 8 Producer』には数多くが追加されました。
まずソフトシンセですが『SONAR 8 Producer』には16パッドのループ音源「Beatscape」、フルバージョンの「D-Pro」、ピアノ専用音源「TruePianos Amber」などの新しいソフトシンセが追加され、『SONAR 8 Studio』には「Pentagon I」「PSYN II」の2種の新規ソフトシンセが追加されました。
プラグイン・エフェクトはLRチャンネル間の定位を自在に操ることができる「Channel Tools」が『SONAR 8 Producer』と『SONAR 8 Studio』に追加され、上位版の『SONAR 8 Producer』のみにクラシック・レコーディングのような雰囲気を持つ温かみのあるマスタリングができる「TL-64 Tube Leveler」やギター・アンプ・モデル・プラグイン「Guitar Rig 3 LE」などが追加されました。