Mic Mod EFX
Mic Mod EFXの特徴
Microphone Modelerの後継マイクシミュレーター
2011年07月に登場したANTARES(アンタレス)のマイクモデリング・プラグイン『Mic Mod EFX』は『Microphone Modeler』の後継にあたるマイクシミュレーターです。
AKG、Audio-Technica、Neumann、Sennheiser、Shureをはじめとするメーカーの定番や名機のコンデンサーマイクとダイナミックマイク中心に125種類を超えモデリングされたマイク・サウンドをDAWソフト上で再現することが可能で、音の強弱であったりキャラクターなどEQでは再現することが難しいサウンドを得ることができます。
個人的に生産完了したことを嘆いていた旧バージョンにあたる『Microphone Modeler』のユーザーのひとりであったこともあり、マイクシミュレーター『Mic Mod EFX』の登場は非常に喜ばしいことです。
さまざま楽器で使える
多くの方が所有しているShureのダイナミックマイク『SM58』で録音したボーカル・サウンドをNeumannのコンデンサーマイク『U 87』のような高額マイクサウンドに変えてみたりといった定番的なボーカル・トラックへの使い方だけでは『Mic Mod EFX』はありません。
ドラム、ギター、ベース、ピアノなど、さまざま楽器でミックス時にこのマイクシミュレーターは使用することができます。
例えば低音パートがしっくり来ない場合などは一般的にはEQで処理しますが、EQ処理する前にバスドラムやベースにターゲットになるモデルマイクに低音録音に定評のあるAKG『D112』を選択して、マイクとの距離を調整してあげると良い結果を得られるといったようなことが多々あります。
もちろん、マイクシミュレーターの後にEQで微調整もしますが、無駄に極端なイコライジングをしなくても良いという利点は大きいです。
ソースマイクとモデルマイクを選択
デザインが大きく『Mic Mod EFX』は変更されましたが、基本的な操作方法などは旧バージョンと変更はありません。
まず、ソースマイクとターゲットになるモデルマイクを選択します。ライン録音やソフトシンセを録音したトラックや、オーディオループなどを使用したトラックの場合はソースマイクはありませんので、ソースマイクは選択しなくてOKです。
そしてマイクの選択が終わったら「Proximity」でマイクとの距離を調整し、オプションのローカットフィルター、マイクの指向性、チューブサチュレーション・プラグイン「WARM」の調整をするといった非常に簡単操作で、さまざまなマイクサウンドを再現することができます。
Mic Mod EFXのセレクトポイントと詳細
セレクトポイント
ギター用のアンプシミュレーターやドラムのソフトシンセなどにマイクシミュレーターが内蔵している製品はありますが、マイクシミュレーターに特化したプラグイン自体がANTARES『Mic Mod EFX』のみです。
シミュレーターではありますが、DAWメインの宅録スタジオで125種類以上マイク・サウンドを使用することができるメリットは大きく、導入後にミックス時などに得られる効果や可能性は無限大です。高額マイクを多数所有している気分が味わうことができるのもなかなかのものです。
販売価格も1万円台半ばくらいと、わたしが当時『Microphone Modeler』を購入したときに比較して半分以下になっていることもあり、新規に『Mic Mod EFX』を導入しようとしている方は持っていて損をしないと思います。
詳細スペック
ANTARES(アンタレス)のマイクシミュレーター『Mic Mod EFX』は、このページだけでは紹介しきれないくらいに、とても良い個人的にオススメのプラグインです。
詳細のスペックや価格情報などに興味のある方は、以下の「Mic Mod EFXの詳細スペックと価格情報」で詳細を確認して下さい。