ピッチ補正ツール「Auto-Tune」で一時代を築いた Antares(アンタレス)は、数多くのボーカル用プラグインを開発してきたボーカル・プロセッシング・メーカーです。現在の正式名称「Antares Audio Technologies」です。
個人的に Celemony「Melodyne」を使用することが多くなったため、最近は「Auto-Tune」をボーカルのピッチ補正で使う頻度は少なくなりました。
それでも、ハーモナイザー「Harmony Engine」や、マイクモデリング・プラグイン「Mic Mod」は使用することがあります。
現在でも使用しているAntaresのプラグイン
マイクシミュレーター「Mic Mod」
2011年07月に登場したマイクモデリング・プラグイン「Mic Mod EFX」は定番や名機のコンデンサーマイクとダイナミックマイク中心に125種類を超えモデリングされたマイク・サウンドをDAWソフト上で再現することが可能で、音の強弱であったりキャラクターなどEQでは再現することが難しいサウンドを得ることができます。個人的に生産完了したことを嘆いていた旧バージョンにあたる「Microphone Modeler」のユーザーのひとりで…
ハーモナイザー「Harmony Engine」
Antaresの「Harmony Engine」は簡単操作でソロボーカルのパートから、バックグラウンドボーカルのパートを作成したり、いろいろなパターンのコーラスアレンジを試すことができる、ハーモナイザーです。ナチュラルなハーモニーを生成できる「Harmony Engine」の独立した4声のハーモニーボイスは、コードやスケールを指定してハーモニーを生成することができるのはもちろんのこと、それぞれのハーモニーボイスを…
ボーカル用プラグイン・エフェクター
Auto-Tune
1997年に登場した「Auto-Tune」はボーカルのピッチ補正プラグインソフトのなかで、定番中の定番の業界標準プラグイン・エフェクトです。オリジナルのボーカルサウンドが加工された形跡を聴きだすことができない程のクオリティーをAntares独自の技術で実現しています。「Auto-Tune」には入力したサウンドのピッチを瞬時に検出し、設定したスケールに一番近いピッチを確認してそのピッチに合うように自動的に…
Auto-Tune EFX
ボーカルの自然なピッチ補正と、過度のピッチ矯正により作り出せる「ケロケロボイス」を簡単に作ることができる、2009年に登場した低価格なボーカル用のプラグイン「Auto-Tune EFX」は、業界標準のAntares(アンタレス)の「Auto-Tune Evo」のライトバージョンにあたり、上位版のコアテクノロジーを受け継いでいます。特徴的な「ケロケロボイス」を…
Harmony EFX(販売終了)
手軽にハーモニーを作り出すことができる2009年に登場した「Harmony EFX」は「Harmony Engine Evo」のライト版のハーモナイザーです。ライト版とは言え、上位製品の「Harmony Engine Evo」と同じ最新技術の「Evo Voice Processing Technology」を搭載していて、1つのボーカルトラックから「Harmony EFX」は最大で4声のハーモニーを素早く簡単に…
Antaresのバンドル製品
AVOX(販売終了)
Antares Vocal Toolkit「AVOX」は完全ボーカル向けのプラグイン・バンドル製品です。第2弾の「AVOX 2」ではオリジナルの「AVOX」プラグインバンドルを元に、「Harmony Engine」を含む5種類のボーカルプロセッシングモジュールが新たに追加され、トータルで10種類のプラグイン・エフェクターがパッケージされました。現在のバージョンは「Evo Technology」を導入した「AVOX Evo」です。
⇒ AVOXの詳細へ