Ableton(エイブルトン)から約5年ぶりのバージョンアップとなる音楽制作DAWソフト「Live 10」が2018年02月にリリースされました。
新しいデバイスを搭載、ワークフローの向上、新たに厳選したサウンドライブラリーなど数々の機能を搭載しています。
使いやすくなった「Live 10」のアレンジメントビューにより素早い編集と効率的な作曲が可能になりました。
エントリー版「Live 10 Intro」、スタンダード版「Live 10 Standard」、最上位版「Live 10 Suite」の3ラインナップで、最上位版「Live 10 Suite」には「Max for Live」が内蔵されています。
Ableton Live 10の新機能
Live 10の新デバイス
新たに「Wavetable」「Echo」「Drum Buss」「Pedal」の4つのデバイスが「Live 10」では搭載されました。
<Wavetable>
直感的に演奏することができるAbletonの新型シンセサイザー・エンジン「Wavetable」はアナログシンセや楽器音のほか、さまざまなサウンドの波形から構成されるウェーブテーブルを使って、ストレッチやモーフィングといったサウンドメイキングが可能です。
<Echo>
さまざまなサウンドを作り出すことのできる新たなディレイ「Echo」はアナログとデジタルの伝統的なハードウェア・ディレイサウンドをひとつのデバイスで実現すします。
<Drum Buss>
ドラムサウンドの編集をひとつの場所で完結することができる「Drum Buss」は微細な変化から大胆な音作りまで自由自在に編集することができます。
<Pedal>
アナログエフェクター「Pedal」はオーバードライブ、ディストーション、ファズなど、ギターエフェクトを回路レベルまでモデリングしています。ギターはもちろんのことボーカル、シンセ、ドラムなどでも使用することができます。
Capture
作業を中断することなく思いついたアイデアをLiveに取り込んで音楽にしていくことができるのが「Capture」です。
MIDIトラックを作成して再生状態にして、上手く演奏できたときにCaptureを押せば、演奏したメロディーやグルーヴがきれいなループになって再生されます。
複数のMIDIクリップの編集
Live 10では、ドラム、ベース、コード、メロディーといった複数のパートを組み合わせた制作ができるようになりました。
セッションとアレンジメントのどちらのビューモードでも、ひとつの画面上に複数のMIDIトラックとクリップが表示されるので、より効率的な編集が可能になり、トラック間の関係性が理解しやすくなりました。
新しいサウンドライブラリ
新たなPackが追加された「Live 10」は、音楽制作ですぐに使える便利なサウンドを豊富に搭載しています。欲しいサウンドをすぐに見つけられるようにライブラリの構成も見直されています。
全バージョン「Ableton Live 9」で最も注目の新機能は「Audio to MIDI 機能」でしたが、5年前の2013年03月のリリースだったというのが驚きです。
全バージョン「Ableton Live 9」で最も注目の新機能は「Audio to MIDI 機能」でしたが、2013年03月のリリースだったというのが驚きです。
⇒ Ableton Live シリーズの詳細スペックと価格情報