T-RackS Stealth Limiter

〜マスタリング用プラグイン・エフェクト〜

2015年08月に登場したIK MultimediaのT-RackSシリーズ『Stealth Limiter(ステルス・リミッター)』は音楽表現を失うことなくラウドネス感を実現することのできる新世代のマスタリング・プラグインです。

WAVESをはじめとする、このサイトで紹介しているマスタリング・プラグインはすべて所有していますが、クリアなままにRMSを稼ぐという点では、わたしの所有しているプラグインのなかでは現時点で最強です。

 

このページ『T-RackS Stealth Limiter』は音楽制作必勝講座の10周年企画「ボーカロイド時代の2ミックス向上のための処方箋」の連動ページです。

T-RackS Stealth Limiterの特徴

自然で透明なサウンド

T-RackS Stealth Limiter画像1

冒頭に最強という言葉を使いましたが「Stealth(ステルス)」とは「透明」という意味です。その名の通り、素材を壊すことなく自然で透明なサウンドを得ることのできるのが『T-RackS Stealth Limiter』です。

4つの動作モード

T-RackS Stealth Limiter画像2

基本的にはINPUTとOUTPUTを設定するだけの簡単操作で音圧を稼ぐことができますが、このリミッターには「TIGH」「BALANCED」「HARMONICS 1」「HARMONICS 2」の4つの動作モードが用意されています。

前にコンプやEQを使用すると思いますので、基本的には「TIGHTモード」で大丈夫ですが、少し圧縮したい場合は「BALANCED」を使用すると良いと思います。

また、アナログ・サウンドが欲しいときは「HARMONICS 1」、ミックスに少しパンチを加えたいときなどは「HARMONICS 2」を選択すると良いです。

ISPL機能で再生時のクリップを心配から解放

マスタリング時の音圧であったりRMSで悩んでいる人は、上記の解説だけでも興味をもったと思いますが、『T-RackS Stealth Limiter』には「ISPL(インターサンプル・ピーク・リミッター機能)」が搭載されています。

ISPLをOnにすれば、CD、AAC、MP3プレイヤーでの再生時のクリップを心配する必要がなくなります。

その他にも処理前/後のサウンドを、同じ音量で比較しながら試聴することのできる「Unity Gain Monitor」や、22Hz以下の重低音をカットし不要なリミッター動作を回避することのできるハイパス・フィルター「Infrasonic filter」も搭載しています。

注意点は、ある程度スペックの高いPCを使用している人は、それほど気にする必要はありませんが、PCへの負荷が非常に高いです。

そのためミックスとマスタリングを切り離して、一度、2MIXを書き出したほうがストレスはないかもしれません。

Stealth Limiterのポイント

ファイナル・マスタリングプラグインの復権

T-RackS Stealth Limiter画像3

マスタリング時に「WAVES L2」以降は、わたしの周りでファイナル・マスタリングプラグインとしてT-RackSを使用する人を見かけなくなりましたが、『T-RackS Stealth Limiter』でIK Multimediaのファイナル・プラグインの復権があるかもしれません。

少なくとも、わたしは2016年02月から『T-RackS Stealth Limiter』を全曲ではありませんが、最終プラグインとして使用するようになっています。

 

Stealth Limiter収録製品『T-RackS MAX』

T-RackS MAX

IK Multimediaの『T-RackS Stealth Limiter』は2016年02月に発表された『T-RackS MAX』『Total Studio MAX』に収録されています。

IKMのソフトは単品で買うと数万円単位で損をして、確実に悔しい思いをしますので、絶対にはじめからバンドル製品で購入したほうが良いです。(痛い目にあっている人間なので強く強調します。)

尚、『Stealth Limiter』は『T-RackS Deluxe』には収録されていませんので注意が必要です。


 

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T-RackS Stealth Limiterの特徴(公開日:2016年06月28日)
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