T-RackS 5

〜IK Multimediaのプラグイン・エフェクト〜

2017年10月25日にリリースされた「T-RackS 5」は新搭載の「Master Match」「Dyna-Mu」「EQual」「ONE」も大きな魅力ですが、、バージョン 5以降で使用することのできる超一流サウンドエンジニアの設計した「シグニチャー・プリセット」も大きな魅力です。

ラインナップはスタンダード板「T-RackS 5(計9モジュール)」上位版「T-RackS 5 Deluxe(計22モジュール)」、最上位版「T-RackS 5 MAX(計38モジュール)」となります。

 

<追記 2019年09月>
IK Multimediaで頻繁にセールをやっていることもあり、T-RackSのページは訪問者の多い人気ページということもあり情報を追加しました。

わたしはバージョン 1からのユーザーで「T-RackS 5」も所有していて、仕事でも使用していますので、このサイトならではの情報も記載してゆきます。


T-RackS 5の特徴 - 進化したマスタリング・ソフト

T-RackS 5

T-RackS 5のラインナップ

「3種類の起動モード」「192kHz、32-bit浮動小数点対応の新エンジン」「インターフェースのサイズを調整可能」「強化されたメーター・モジュール」「アルバム単位のDDP書き出しのスタンドアローン版」などの特徴を持つ「T-RackS 5」には、新搭載の「Master Match」「Dyna-Mu」「EQual」「ONE」の他、計9モジュールが収録されています。

上位版「T-RackS 5 Deluxe(計22モジュール)」、最上位版「T-RackS 5 MAX(計38モジュール)」となります。

旧バージョンの「T-RackS MAX」を使用している人は、スタンダード・エディションの「T-RackS 5」を購入することにより事実上のバージョンアップとなり、すべてのモジュールが揃いますが、新モジュール以外はすべて無償でバージョン 5へアップグレードできます。(メータープラグインは機能限定となります。)


 

進化したメータープラグイン「Full Metering」(2019年 追記)

T-RackS 5「Full Metering」

新モジュールに目が行きがちですが、現在のマスタリングを考慮した形でメータープラグインの大きなアップデートがありました。

メータープラグイン「Full Metering」の単品価格は124.99 ユーロで、新モジュール「Dyna-M」と並んで、T-RackS 5 収録プラグインでは、最も高額なプラグインです。

「RMS」「LUFS ラウドネス・メーター」「M/S メーター」などを、一つの画面ですべて表示してくれるので本当に便利です。

<Full Meteringのワンポイントアドバイス>

マスタリングでリファレンス曲に近づけようとがんばっている人も少なくないと思いますが、「M/S メーター」のSideに注目して、自分の2ミックスとリファレンス曲を比較してみて下さい。

RMSの数値の割に音圧感が今ひとつの人は「RMS」や「LUFS」に気を取られすぎてきたことをはじめとして、いろいろなことに気づくはずです。

 

超一流サウンドエンジニア設計「シグニチャー・プリセット」

T-RackS 5「Dave Way(デイブ・ウェイ)」

今回搭載されたモジュールはどれも素晴らしいですが、一番わたしが素晴らしいと思ったのは、「シグニチャー・プリセット」です。

Tom Lord-Alge(トム・ロード・アルジ)、Dave Way(デイブ・ウェイ)、Earle Holder(アール・ホルダー)、Nick Davis(ニック・デイビス)など、超一流サウンドエンジニアの設計したプリセットをたくさん使用することができます。

上位版のT-racksを購入しても各プロセッサーの役割の使い所や組み合わせを今ひとつ理解していない人も、かなりいるのではないかと思いますが、「シグニチャー・プリセット」はその辺りも非常に参考になると思います。

尚、バージョン 5以降でないと「シグニチャー・プリセット」は使用することができないだけでなく、使用されているモジュールは「T-RackS Deluxe(計22モジュール)」「T-RackS MAX(計38モジュール)」に収録されているものが多いので、計9モジュールのスタンダード・エディション「T-RackS 5」だとあまり活用することはできません。

「シグニチャー・プリセット」は「T-RackS 5 シグニチャー・プリセット - 超豪華なグラミー賞エンジニアのサウンドプリセット」でまとめましたので、興味のある人はチェックして下さい。

 

<追記2018年08月>
2018年05月にグラミー賞ノミネート・エンジニア / プロデューサーのRichard Chycki(リチャード・チッキ)のシグニチャー・プリセットが公開され、2018年07月に新たにT-RackS 5 単体モジュールで使うことのできるプリセット集「Tom Lord-Alge 100 Preset」が公開されています。

 

T-RackS 5の新モジュール

新開発のオーディオ・エンジンを搭載して音質をさらに向上させた『T-RackS 5』では、「Master Match」「Dyna-Mu」「EQual」「ONE」の4つの新モジュールが搭載されました。

新モジュールは4つともかなり使えるプラグインということを書いた上で、個人的によく使っているのは「EQual」と「Dyna-Mu」です。

 

トラック解析&適用「Master Match」

T-RackS 5「Master Match」

最大3種類のトラックを解析し、それを別のトラックに適用できるプロセッサーが「Master Match」です。

リアルワークスDTMで「Master Match」は一度記事を書いていますが、最大3種類のトラックを解析し、それを別のトラックに適用できる「Master Match」は大変に便利です。

解析後に「Match」をクリックすると、リファレンスとなるトラックの特性がインサートしたトラックに再現され、適用されたEQカーブは自由にエディットすることができます。

 

10バンド・パラメトリックEQ「EQual」

T-RackS 5「EQual」

10バンド・パラメトリックEQ「EQual」はマスタリング作業で重要な高い解像度の透明で正確なデジタル処理を基本としながらも、英国、米国のアナログEQ名機をモデルにしたフィルター・カーブも呼び出すことができるプロセッサーです。

最近では周波数メーターがリアルタイムに表示されるのは当たり前になりましたが、「EQual」も周波数メーターがリアルタイムに表示され、調整したいポイントをクリックすればEQ調整することができます。

<EQualのワンポイントアドバイス>
L/RモードだけでなくM/Sモードでも操作することができるのも「EQual」の特筆すべき点で、マスタリング時は特に重宝します。周波数アナライザーをリアルタイムに表示してくれ視覚的に優れている「EQual」はM/S処理が非常にやりやすいです。個人的に…


 

アメリカの真空管コンプレッサー/リミッター「Dyna-Mu」

T-RackS 5「Dyna-Mu」

新モジュールのなかで唯一の実機モデリング「Dyna-Mu」はアメリカ製の有名な真空管コンプレッサー/リミッターを忠実に再現したプロセッサーです。

マスタリングだけでなくミックス時にドラム、ベース、ボーカルの音を太くしたり、Bussトラックにインサートしてまとまりを出したりなどの用途にも「Dyna-Mu」は使用することができます。

 

オール・イン・ワン・プロセッサー「ONE」

T-RackS 5「ONE」

EQ、コンプレッサー、アナログ・ハーモニック・エキサイター、ローエンド・エンハンサー、リミッターが一体化された1画面でマスタリング処理が行えるオール・イン・ワン・プロセッサーが「ONE」です。

「もう少し空気感が欲しい」「アナログ感がほしい」「ワイド感がほしい」「低域をもっと出したい」などは、マスタリング時によく耳にしますが、「ONE」は1画面で直感的にそれらの処理を行うことができます。

<後記:T-RackS 5 | マスタリング用エフェクターの比較>
見事に現代のマスタリングに対応した「T-RackS 5」の「Master Match」「Dyna-Mu」「EQual」「Full Metering」は間違いなく戦力になります。

単品の「T-RackS 5」の場合は、IK Multimediaの公式サイトでキャンペーン時に99.99ユーロ以下なら買いで、JAMポイントとGEARクレジットを上手く利用して購入するのが最もお得です。

この時代に国内ショップで「T-RackS 5」を購入するメリットは「安心感」以外は、何もありませんので注意して下さい。(わたしはIK Multimediaの公式サイトで何度も購入してますが、間違いなく安心なサイトです。)

その辺りのことも含めてIK Multimediaのマスタリング・ソフト「T-RackS 5」の詳細スペックや価格情報に興味のある人は以下の「T-RackS 5の詳細スペック&最安値情報」で確認してください。


 

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T-RackS 5 | マスタリング用エフェクターの比較(更新日:2019年09月19日)

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