マスタリング・エンジニアやミキシング・エンジニアでなくても、「L2 Ultramaximizer」や「L3 Multimaximizer」などのWavesのマキシマイザー「L シリーズ」を使えば、市販レベルまで音圧を稼ぐごとができます。
言うまでもなく「音圧=作品クオリティー」ではなく、サウンドの質感や作品クオリティーに関しては、また別の話ですが、DAWソフトに付属しているマスタリング用のマキシマイザーなどのプラグイン・エフェクトを使用していて「レベル上げ」や「音圧調整」が上手く行かず悩んでいた方などは「L2」や「L3」を導入することにより、その悩みは解決すると思います。
現在、マスタリング用プラグインの世界で、WAVESはトップブランドではありません。
このページでは公開当時のままの紹介文を掲載していますが、個人的に何年も前から、WAVESプラグイン自体を使用していません。
定番マキシマイザー WAVES L3シリーズ
これはWavesのプラグイン・エフェクト全体に言えることですが、マスタリング時に欠かすことのできないマキシマイザー「L2 Ultramaximizer」と「L3 Multimaximizer」も、とにかく操作が簡単です。クリッピングを簡単操作で回避しながら、レベル上げができ、音圧を最適化することができます。
Wavesのマキシマイザーは値段は他社製品に比べて高額ですが、値段に見合った効果は充分に期待することができますので、サウンドエンジニアの方だけではなく、サウンドクリエイターの方でも、ぜひ揃えておきたいエフェクターです。もし「L2」と「L3」を利用しても、マスタリングが上手く行かない方などは、マスタリング以前の作業を見直したほうが良いと思います。
L3-16 Multimaximizer
Wavesの「L3-16 Multimaximizer」は評価の高いLシリーズの新しいラインナップで、サウンドを問わずクリアなラウドネスが得ることのできる16バンドピークリミッターです。
アナログのウォームサウンドからデジタルサウンドまでジャンルを問わない「L3-16 Multimaximizer」は、個人的にも最も使用頻度の高いマキシマイザーです。
L3-LL Multimaximizer
WAVES Lシリーズの能力を飛躍的に高めたマルチバンド・マキシマイザー「L3-LL」はミックスのイメージを壊すことなくラウドでクリアなマキシマイズをすることができます。
世界中で「L3」をエンジニアのお気に入りにしたのと同じバーサタイルなプリセットを「L3-LL」は含んでいます。
はじめてサードパーティー製のマスタリング・プラグインが「L3-LL」の人は、なぜ、WAVESがこれほど高い評価を得ているのかを間違いなく実感することができると思います。現在「L3-LL」はWAVES L316に収録されています。
L3 Multimaximizer
すべてのマスタリング機能を1つにまとめた「L3 Multimaximizer」は、世界で最初の自動加算式マルチバンド・マキシマイザーです。
プロ・アマ問わずに、定番になった「L3 Multimaximizer」はシンプルな操作で、最終レベルの調整はもちろんのこと、サウンドのキャラクターまでコントロールすることができます。
高額だったWAVESですが、最近はキャンペーンなどを利用すれば、手軽に手に入れることができる価格になっています。
おすすめパッケージはWAVES L3 シリーズのプラグインをすべて収録している「L3-16」です。キャンペーン期間や直輸入ノンパッケージ版で2万円前後で購入できる時期なら「L3-16」は買いです。
その他のWAVESのマキシマイザー
L2 Ultramaximizer
マキシマイザー「L2 Ultramaximizer」の登場により、マスタリング作業のときの「レベル上げ」や「音圧調整」に関しては解放された方も少なくないと思います。
ミックス時の原型を壊すことのないクリアな音質のL2は、今でも多くの方に愛用されているマスタリング・プラグインです。
<2016年追記>
ファイナル・プラグインとしては、現在は使用していませんが、「L2」は音がナチュラルなので、マスタリング時の2段掛けの最初のリミッターとして、現在も使用することがあります。
MaxxVolume
高い評価を受けている「L2 Ultramaximizer」「C1 Parametric Compander」「Renaissance Vox」「Renaissance Compressor」などのプラグインの技術がすべて融合されたプラグインです。
ミキシングやマスタリングなどにも理想的な「MaxxVolume」ですが、個人的には「MaxxVolume」は、あまり使いません。
L1 Ultramaximizer
CDのマスタリングをはじめ、様々なオーディオ形態に「L1 Ultramaximizer」は最適で、マスタリングの世界を変えたプラグインです。
現在は「L2」と「L3」の登場により、使用頻度は少なくなり、確かに影は薄くなりましたが、簡単にレベルを上げることのできる歴史に残るプラグインです。
価格的にも一番安く入るイメージがあるために「L1」をススメル人もいるかもしれませんが、現在の市販レベルを考えてる方は「L1」だと、音がカチカチになりすぎて、かなり苦戦すると思いますので、やはり「L3」以上のほうが良いです。
このページで紹介しているマスタリング用のプラグインを収録しているバンドルの収録内容や、価格情報などに興味のある人は、以下のWAVESバンドルの画像先から確認して下さい。