高評価でスタンダードモニターになった「ADAM Aシリーズ」をベースに改革された「AX シリーズ」には「A7」「A5」の後継モデル「A7X」「A5X」と、その後にラインナップされた「A8X」「A3X」があります。
前モデルの「Aシリーズ」では「ARTツイーター」が搭載されていましたが「AX シリーズ」では、上位モデル「ADAM SXシリーズ」で使用されている「X-ARTツイーター」が搭載されています。
この「X-ARTツイーター」搭載により「ADAM Aシリーズ」は50kHzにまで高域の再生可能周波数が伸びています。
ADAM Audio AX シリーズは生産完了となり、「ADAM Audio AV シリーズ」へとモデルチェンジしています。人気 & 定番の「A7X」の後継モデルは「A7V」となります。
ADAM AXシリーズ
ADAM A7X
ADAMサウンドの実力をMIPA2007年 スタジオモニター部門の最優秀賞受賞などで、完全に世界に認知させた「A7」の後継モデルである「ADAM A7X」は「クリアな音質」「細部までの表現」「音像の良さ」などの特徴を持ち、レンジは「A7」よりも広くなっています。
宅録スタジオで納品レベルなどでのモニタリングを考えている方にも「A7X」は最適で、ミックス&マスタリング作業時の正確なモニタリングが可能です。
メーカー側でもADAMのスタジオモニターのなかで「A7X」が一番人気があると出していますが、10万円前後で高いレベルでのリファレンス環境を整えることができるので、個人的にも「A7X」はオススメなモニターのひとつです。
ここ数年、自宅スタジオでのメインモニターをYAMAHAの生産完了の定番モニターから徐々に移行していましたが、現在は「A7X」に完全に変えました。
他にも確認用としてサブモニターを何ペアか使用していますが、仕事で問題なく「A7X」で対応することができています。
尚、YAMAHAの名誉のためにも書いておきますが、テンモニ(NS-10M Studio)から「A7X」に変更したから、作業効率が上がったとか、そういうセールストーク的なものはないです。
<2024年追記>
後継モデルは「A7V」となりますが、わたしは「A7X」を今でも使用しています。
ADAM A5X
DTMの世界でも成功した高品質な小型モニタースピーカー「A5」の後継モデル「A5X」は小さなスタジオや宅録スタジオに最適です。
ステレオリンク機能が「A5X」には搭載されていますので、左右のスピーカーのボリュームを片方のスピーカーで調整することができます。
ADAM A3X
小さなボディながらADAMサウンドが詰め込まれた「AX シリーズ」のなかでは一番小さな小規模な宅録スタジオで活躍するスピーカーです。
ステレオリンク機能が「A5X」同様に「A3X」にも搭載されていますので、片方のスピーカーのゲインゲインコントロールにより左右のスピーカーのボリューム調整をすることができます。
ADAM A8X
宅録スタジオへ導入する人は少ないと思われる「A8X」はニアフィールドとミッドフィールドの両方で使用することができるスタジオモニターです。
このサイトの訪問者の人には、ほとんど需要がないと思いますので「A8X」の詳しい説明は省略させてもらいます。
高品質な小型モニタースピーカー「A5X」「A3X」を検討していた人は「A4V」をチェックしておくとよいです。