RolandのMIDIキーボードの比較

ROLAND「A-49」ワイド画像

MIDIキーボードのブランド名が ROLANDブランドになる前も、EDIROLから Cakewalkへ変更したりで統一されないせいか、モデルチェンジが比較的短いスパンで行われているイメージが強いのがROLAND(ローランド)の USB – MIDIキーボードです。

ROLAND MIDIキーボード/DAWコントローラーの現行ラインナップは、高い評価を得た『A シリーズ』で、バンドルソフトはCakewalkの「SONAR X1 LE」から「Ableton Live Lite」に変更になりました。

DAWソフトのバンドルはありませんが61鍵盤のシンセサイザーのROLAND「JUNO-DS61」はMIDIコントロール機能とUSBオーディオ・インターフェイス機能を搭載しています。

コントローラー・キーボードとして高い評価を受けていたA-PRO シリーズ「A-800 PRO」「A-500 PRO」「A-300 PRO」は販売終了となっています。

ROLAND DTM用MIDIキーボード

A シリーズ

ROLAND「A-49」画像
Windows/Mac/iPadの3つのプラットフォームに対応するROLANDの『A シリーズ』のラインナップは、ベロシティー対応の高品位シンセ49鍵盤を採用した「A-49」と、ハンマー・アクション鍵盤を採用した88鍵盤の「A-88」です。

88鍵盤の「A-88」は、まるでアコースティック・ピアノを弾いているかの気分を実感することができるMIDIキーボードです。

鍵盤以外の特徴だとライブ・パフォーマンスでも使うことのできる「D-BEAMコントローラー装備」や、「SuperNATURALモード搭載」などの特徴を『A シリーズ』は持っています。

尚、49鍵盤モデルにはブラックカラー「A-49-BK」とホワイトカラー「A-49-WH」の2カラーがあります。

ROLAND Aシリーズの詳細

JUNO-DS シリーズ

Roland「JUNO-DS61」画像
シンセサイザーのROLAND『JUNO-DS シリーズ』は、MIDIコントロール機能とUSBオーディオ・インターフェイス機能を搭載していますので、のちにDAWソフトと連携を考え出したときにパソコンとDAWソフトさえあれば、すぐにパソコンでの音楽制作を開始することができます。

ラインナップは、質量5.3kg、61鍵盤「JUNO-DS61」、質量6.9kg、76鍵盤「JUNO-DS76」、ハンマー・アクション88鍵のピアノ・タッチ鍵盤「JUNO-DS88」があります。

簡単操作なだけでなく、コンパクト・ボディーで苦労せずに持ち運びもできますので、61鍵盤のシンセサイザー「JUNO-DS61」は初心者にオススメのシンセのエントリーモデルです。

MIDIキーボードとしてだけではなく、JUNO シリーズはDAWコントロール・ボタンを押すことにより、MIDI コントローラー・モードに切り替わります。

そのため「JUNO-DS」を操作して「Live」「Cubase」「LogicPro」などのDAWソフトをコントロールしたり、つまみやスライダーに機能を割り当て、ソフトシンセのパラメーターのコントロールをできます。

また、マイクインプット端子が搭載されていますので、ボーカルなどのマイク入力からの信号をパソコンで録音したり、パソコンのオーディオ信号を本体のオーディオ・アウトプットから出力することもできます。

ROLAND JUNO-DS シリーズの詳細

生産完了したROLANDのMIDIキーボード

A-PRO シリーズ

Roland「A-500 PRO」画像
2010年はCakewalk ブランドで、2011年はRoland ブランドでMIPAの「コントローラー・キーボード部門」にノミネートされた ROLANDの『A-PRO シリーズ』は演奏性と表現力を重視する方に最適な高性能鍵盤と、ロータリーノブ、スライダー、パッドなど45系統の操作子を装備しているMIDIキーボード・コントローラーです。

ローランドのハードシンセ直系の高性能鍵盤を搭載している『A-PRO シリーズ』には、61鍵盤「A-800 PRO」、49鍵盤「A-500 PRO」、32鍵盤「A-300 PRO」のモデルがあり、どのモデルもアフタータッチ機能を装備していて、もちろんベロシティにも対応しています。

コントローラー部分も「A-PRO 専用エディター」でカスタマイズ可能の主要DAWソフトのコントロール・マップを収録しているので、直感的なDAWのリアルタイム・コントロールが可能です。

高性能鍵盤による演奏感の良さと、多彩なDAWコントロール機能を兼ねさ備えるのが魅力の『A-PRO シリーズ』ですが、MIDIキーボード/コントローラーとして評価が高いだけのことはあり、他にも「サイドパネルに接続端子を配置して省スペース化を実現」「バックライト付き液晶ディスプレイ搭載」など、細部までユーザー視点で目が行き届いています。

ROLANDキーボードのバンドルソフトと詳細スペック

ROLAND バンドルソフト

Roland『A-PRO シリーズ』と『A シリーズ』には、Cakewalkの最大32bit/96kHzの高音質レコーディングに対応しているDAWソフト「SONAR X1 LE」をバンドルしていましたが、代理店が2013年にSONARがローランドからティアック「TASCAMブランド」になってからは「Ableton Live Lite」に変更になっています。

シンセサイザー『JUNO-DS シリーズ』は、MIDI コントローラー・モードは装備されていて、DAWソフトや、ソフトシンセのコントロールができますが、DAWソフトやソフトシンセはバンドルされていません。そのためDAWソフトなどは各自で導入する必要があります。

多機能なMIDIキーボードが欲しい人は「JUNO-DS61」

MIDIキーボード・コントローラーとして最高峰だった『A-PRO シリーズ』が販売終了してしまったのは残念ですが、『JUNO-DS シリーズ』も、DAWシステムの中核を担うことのできるMIDIキーボードです。

ROLANDブランドにこだわる人でシンプルなMIDIキーボードが必要な人は「A-49」、多機能なMIDIキーボードが欲しい人は「JUNO-DS61」という選択肢になります。

ROLAND(ローランド)のUSB – MIDIキーボード『A シリーズ』と、USBオーディオ・インターフェイス機能搭載シンセサイザー『JUNO-DS シリーズ』の詳細スペックや価格情報に興味のある人は、以下の「ROLANDのMIDIキーボードの詳細スペック & 価格情報」で確認して下さい。

ROLANDのMIDIキーボードの詳細スペック & 価格情報

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