Reason 9

〜PropellerheadのDTM・DAWソフト〜

Propellerheadの2016年06月に登場した『Reason 9』のパッケージ版の販売が日本国内でも開始されています。バージョン9の新機能の大きな目玉は「3種類のPlayer」と「Pitch Edit」です。

また、1,000以上の最新サウンドが新たにサウンドバンクに追加されていたり、オーディオからMIDIへの変換機能なども『Reason 9』では搭載されています。

Reason 9の新機能

3種類のPlayer

Reason 9 - Players

さまざまな可能性を秘める『Reason 9』で搭載された新しい3つのデバイスタイプ「Players」の「Note Echo」「Scales & Chords」「Dual Arpeggio」は入力されたMIDIデータを加工することができます。

<Note Echo デバイス>
音程を変調できるリズミックなMIDI ディレイ「Note Echo」は、メロディーやドラムロールなどを生成します。

<Scales & Chords デバイス>
メロディーから「Scales & Chords」はハーモニーやコードを生成します。

<Dual Arpeggio デバイス>
コードから「アップ - ダウン」「ポリフォニック」「ポリリズム」などを「Dual Arpeggio」は生成することができます。

ピッチエディット・モード

Reason 9 - ピッチエディット・モード

新しい『Reason 9』の「ピッチエディット・モード」では音程の修正、ビブラートの軽減、タイミングの変更、新しいメロディーの生成、ダイナミクスの調整をすることができます。

そのためサードパーティー製のピッチ補正ソフトを使用することなく、Reason内で完璧なボーカルのピッチ補正をすることができます。

また、オーディオからMIDIへ変換する機能が追加されたため、レコーディングしたボーカルをMIDIノートに変えることもできるようになりました。

ボーカロイド・エディター用に、一度メロディーラインをMIDIデータを打ち込んでから、書き出すという作業を行っている人もいると思いますが、自ら歌える人は、オーディオからMIDIへ変換してくれるので、その手間を省くことができます。

 

Reason 9のセレクトポイントと詳細スペック

もともと『Reason』はトラック制作ソフトのパイオニア的存在のため、DAWソフトとしての歴史は浅く、ピッチエディット・モードにしても数テンポ搭載が遅れています。

時代が変わり、価格が数千円のiPad用の音楽制作アプリでも、かなりのことができるなか、ループシーケンスソフトのパイオニアであった『ACID Pro』もキャンペーン時などは1万円を切る価格で販売されるようになっています。

日本国内で『Reason 9』は4万円前後で販売されていますが、同価格帯のソフトと比較したときに2万円前後の価格が妥当ではないかと思います。

2014年にリリースされたときに書いた「ACID MUSIC STUDIO 10の新機能」でも同じようなことを書きましたが、過去の実績やネームバリューだけで、新規ユーザーの獲得というのは非常に難しい気がします。

新たに導入しようとしている人はKORG MIDIキーボードのバンドルソフトに「Reason Limited」もバンドルされているので、それを試してみてからでも良いと思います。

少し辛口になりましたが、操作性に慣れて手放せないユーザーも多いのが『Reason』です。そんなPropellerheadの『Reason 9』の詳細スペックと価格情報に興味のある人は以下の「Reason 9の詳細スペックと最安値情報」で確認して下さい。


 



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Reason 9の新機能 | DTM・DAWソフト比較ナビ(公開日:2016年08月08日)

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