Reason 9の新機能 – PropellerheadのDTM・DAWソフト

Reason ヒストリー

Propellerheadの2016年06月に登場した「Reason 9」のパッケージ版の販売が日本国内でも開始されています。バージョン9の新機能の大きな目玉は「3種類のPlayer」と「Pitch Edit」です。

また、1,000以上の最新サウンドが新たにサウンドバンクに追加されていたり、オーディオからMIDIへの変換機能なども「Reason 9」では搭載されています。

旧ページとなる、この「Reason 9の新機能」では メーカー名を Propellerhead と記載していますが、2019年に Propellerhead は「Reason Studios」にブランド名を変更しています。各エディション名も「Reason」に統一されています。

Reason 9の新機能

3種類のPlayer

Reason 9 - Players
さまざまな可能性を秘める「Reason 9」で搭載された新しい3つのデバイスタイプ「Players」の「Note Echo」「Scales & Chords」「Dual Arpeggio」は入力されたMIDIデータを加工することができます。

<Note Echo デバイス>
音程を変調できるリズミックなMIDI ディレイ「Note Echo」は、メロディーやドラムロールなどを生成します。

<Scales & Chords デバイス>
メロディーから「Scales & Chords」はハーモニーやコードを生成します。

<Dual Arpeggio デバイス>
コードから「アップ – ダウン」「ポリフォニック」「ポリリズム」などを「Dual Arpeggio」は生成することができます。

ピッチエディット・モード

Reason 9 - ピッチエディット・モード
新しい「Reason 9」の「ピッチエディット・モード」では音程の修正、ビブラートの軽減、タイミングの変更、新しいメロディーの生成、ダイナミクスの調整をすることができます。

そのためサードパーティー製のピッチ補正ソフトを使用することなく、Reason内で完璧なボーカルのピッチ補正をすることができます。

また、オーディオからMIDIへ変換する機能が追加されたため、レコーディングしたボーカルをMIDIノートに変えることもできるようになりました。

ボーカロイド・エディター用に、一度メロディーラインをMIDIデータを打ち込んでから、書き出すという作業を行っている人もいると思いますが、自ら歌える人は、オーディオからMIDIへ変換してくれるので、その手間を省くことができます。

Reason 9のセレクトポイント

もともと「Reason」はトラック制作ソフトのパイオニア的存在のため、DAWソフトとしての歴史は浅く、ピッチエディット・モードにしても数テンポ搭載が遅れています。

時代が変わり、価格が数千円のiPad用の音楽制作アプリでも、かなりのことができるなか、ループシーケンスソフトのパイオニアであった「ACID Pro」もキャンペーン時などは1万円を切る価格で販売されるようになっています。

日本国内で「Reason 9」は4万円前後で販売されていますが、同価格帯のソフトと比較したときに2万円前後の価格が妥当ではないかと思います。

2014年にリリースされた「ACID MUSIC STUDIO 10の新機能」でも同じようなことを書きましたが、過去の実績やネームバリューだけで、新規ユーザーの獲得というのは非常に難しい気がします。

新たに導入しようとしている人はKORG MIDIキーボードのバンドルソフトに「Reason Limited」もバンドルされているので、それを試してみてからでも良いと思います。

Reason 9.5の新機能

一ヶ月くらい前からβ版などが公開されていましたが、Propellerheadから、2017年05月29日に「Reason 9.5/Reason Essentials 9.5」が全世界同時リリースされました。

今回のバージョンアップでReasonはVST互換になり、サードパーティー製のVST音源やプラグイン・エフェクトを使用することができるようになりました。

VSTプラグイン対応

Reason 9.5

2016年06月に登場した「Reason 9」から、約1年ぶりのアップデートとなりますが、VSTプラグイン対応ということで大きなアップデートと感じる人もいると思います。

しかし、9.5にバージョンアップしたReasonのアップデート内容は「VSTプラグイン対応」のみです。

使用したことがない人からは「今まで対応してなかったの?」「それでけ?」「だから何?」という声も聞こえてきそうですが、VSTインストゥルメントと、VSTエフェクトをReasonで使用することができるようになっています。

注意点として、64bit版ですので「Reason 9.5 /Reason Essentials 9」で、32bit版プラグインは使うことはできません。

Reasonは過去のソフト?

トラック制作ソフトのパイオニアとして一時代を築いた「Reason」は、国内では過去のイメージが定着してしまっています。

ただ、世界的にはMIPA 2017の「Recording Software 部門」に「Propellerhead Reason 9」はノミネートされるなど、まだまだ現役の音楽制作ソフトとして評価されています。

Reason 9でピッチエディット・モードなども搭載され、ボーカルのピッチ補正もできますし、慣れると非常に使い勝手の良いソフトです。

Reasonを使ったことがないという人は「KORG MIDIキーボード」を使用している人は無償で「Reason Limited」を使うことができますが、日本語マニュアルがないので、正直なところさっぱりわからないという人も多いと思います。

ネックになっているのは、この辺りで、解説本も新しいのは出ていないので、マスターするまでに時間が掛かるイメージが国内で強くなってしまっています。

これだけ音楽制作ソフトが多く解説本も多いなかで、英語を翻訳しながらソフトの使い方を覚えるという人は、一般的には少ないです。

フルバージョンのReasonにアップグレイドするユーザーを増やすには、この辺りも課題だと思いますが、非常に優秀なソフトであることは間違いないです。

Reasonの詳細スペック & 価格情報

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