4回のグラミー賞を受賞している超一流プロデューサーで、サウンドエンジニアでもある Neil Dorfsman(ニール・ドーフスマン)はプロデュース、ミックス、レコーディングで人気アルバムを手掛けています。
Dire Straits(ダイアー・ストレーツ)の『Brothers In Arms』でグラミー賞「ベストエンジニア賞」を獲得しています。
※本ページはニール・ドーフスマンの参加した作品に関するプロモーションが含まれています。音楽作品のリンク先は別のサイトとなりますことをご了承下さい。
ミックス・エンジニア Neil Dorfsman
Neil Dorfsmanのクレジット作品
日本でも有名なアーティストだと、Sting(スティング)、Paul McCartney(ポール・マッカートニー)、Bob Dylan(ボブ・ディラン)、Bruce Springsteen(ブルース・スプリングスティーン)、Bryan Ferry(ブライアン・フェリー)、Kiss(キッス)。
Def Leppard(デフ・レパード)、Oasis(オアシス)、Tina Turner(ティナ・ターナー)、Bonnie Tyler(ボニー・タイラー)などの大物アーティストの作品にニール・ドーフスマンの名前がクレジットされています。
また日本でも観たことがある人が多いと思われる映画『Footloose』(1984年)の オリジナルサウンドトラックのミックスも2トラックですがニール・ドーフスマンが手掛けています。
Neil Dorfsmanの日本のクレジット作品
氷室京介さんがニール・ドーフスマンを敬愛していることは有名な話ですが、日本のアーティストだと氷室京介さんの他に渡辺美里さんや浜田省吾さんの作品にミックスエンジニアとして名前がクレジットされています。

日本のアーティストだと氷室京介さんの『Masterpiece #12』(1992)、『Memories of Blue』(1993)、『I.D.E.A』(1997)他、渡辺美里さんの『Flower bed』(1989)、浜田省吾さんの『My First Love』(2005)、『The Best of Shogo Hamada 1』(2006)、『The Best of Shogo Hamada 2』(2006)などの作品にミックスエンジニアとしてニール・ドーフスマンの名前がクレジットされています。
他にも2006年の氷室京介さんとGLAYのコラボで話題となったシングル曲「Answer」のミックスをニール・ドーフスマンが担当しています。
氷室京介『Memories of Blue』(1993)
ミキシング・エンジニアとしてニール・ドーフスマンが参加した1993年にリリースされた氷室京介さんの4枚目のオリジナル・アルバム『Memories of Blue』は、売上枚数130万枚を越えるミリオンセラーを記録した作品です。
ベスト盤を除く氷室さんのオリジナル・アルバムでは最大のヒット作品となる『Memories of Blue』には、シングルで氷室さんの最大のヒット曲である売上120万枚を越えた「KISS ME」も収録されています。
<氷室京介『Memories of Blue』曲目リスト>
01.KISS ME
02.YOU’RE THE RIGHT
03.Memories Of Blue
04.RAINY BLUE
05.Good Luck My Love
06.SON OF A BITCH
07.Decadent
08.Urban Dance
09.GET READY“TONIGHT”TEDDY BOY
10.WILL
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渡辺美里『Flower bed』(1989)
1989年07月01日にリリースされた渡辺美里の5枚目のオリジナル・アルバム『Flower bed』(フラワー・ベッド)のミックスを全曲ニール・ドーフスマンが担当しています。
先行シングル「ムーンライト ダンス」の編曲は作曲者の小室哲哉さんが手掛けていますが、その他の楽曲の編曲は主に清水信之さんが行っています。
2025年に久々に『Flower bed』を通して聴いたのですが、現在だとスネアドラムをもう少し小さくすると思います。
あと、伊秩弘将の作曲した「グッドバイ」が非常によくて印象に残りました。
<渡辺美里『Flower bed』曲目リスト>
01.ニュース
02.やるじゃん女の子
03.一瞬の夏
04.跳べ模型ヒコーキ
05.ムーンライト・ダンス
06.彼女が髪を切った理由
07.パイナップルロマンス
08.グッドバイ
09.冷たいミルク
10.White Days
11.すき
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ニール・ドーフスマンのグラミー賞作品
ニール・ドーフスマンは2度の「ベストプロデュサー賞」と「ベストエンジニア賞」「ベストポップアルバム」のトータル4回のグラミー賞を獲得しています。
プロデュース、ミックス、レコーディングをニール・ドーフスマンが手掛けた Sting(スティング)の『Nothing Like the Sun』(1987)、Bruce Hornsby(ブルース・ホーンズビー)の『Scenes from the South Side』(1988)で、グラミー賞の「ベストプロデュサー賞」を獲得。
同じくプロデュース、ミックス、レコーディングを手がけた Dire Straits(ダイアー・ストレーツ)の『Brothers In Arms』(1985)でグラミー賞で「ベストエンジニア賞」を獲得しています。
またレコーディングエンジニアとしても、Stingの名作アルバム『Brand New Day』(1999)で「ベストポップアルバム」を受賞しています。
獲得はしていませんが、Paul McCartney(ポール・マッカートニー)の『Flowers In The Dirt』と、Dire Straitsの『Love Over Gold』は「ベストエンジニア賞」にノミネートされました。
Mixed by Neil Dorfsman 〜リファレンスにおすすめ〜
ニール・ドーフスマンのミックス作品で、日本のアーティストのミックスを手掛けた楽曲が非常にミックスの参考になると思います。
アプローチの違いや、なぜ日本のミックスエンジニアではなく、日本のトップアーティストがニール・ドーフスマンにミックスを依頼したのかなどを考えるのもよいかもしれません。
浜田省吾「光と影の季節」
浜田省吾さんのアルバム「My First Love」と「The Best of Shogo Hamada Vol.1」に収録されているシングル曲でもある「光と影の季節」はベスト盤ではソロギターとユニゾンで演奏されていたサックスが抜かれています。
氷室京介 & GLAY「Answer」
氷室京介さんとGLAYの「Answer」はGLAYのアルバム「LOVE IS BEAUTIFUL」ではアルバムバージョンとして収録されています。シングルバージョンとの違いを楽しむのも良いと思います。
ニール・ドーフスマンのサウンドをDTM・DAWで再現
Neil Dorfsman EZmix2 Pack
Toontrack「EZmix 2」専用の追加プリセット集「Neil Dorfsman EZmix2 Pack」には、ギター、ベース、ボーカル、ドラム、リバーブ、バスチャンネル、マスターチャンネル用などのニール・ドーフスマンによるプリセットが収録されています。
プリセットのクオリティーは非常に高い『Neil Dorfsman EZmix2 Pack』は、DAWでのミキシングにおいて、さまざまな用途で使用することができます。

ドラム音源「dfh EZdrummer」
人気のToontrackのソフトシンセ・ドラム音源「EZdrummer(イージードラマー)」にプロデューサーとエンジニアとしてNeil Dorfsman(ニール・ドーフスマン)の名前がクレジットされています。
現行最新バージョンとなる「EZ drummer 3」でも使用することのできる拡張パック「EZX ROCK」はニール・ドーフスマンがサウンド・デザインしています。