MachFive – MOTUのサウンド・ワークステーション

MOTU「MachFive」画像1

MOTUの「MachFive」は、約45GB容量にのさまざまなサウンドライブラリーを収録するサウンド・ワークステーションです。

MIPA2013の「ソフトウェア・インストゥルメント部門」の最優秀賞を「MachFive 3」は受賞しています。

<2023年12月追記>
まだ販売されているソフトシンセですが、すでに「MachFive 3」を最後に長い間アップデートされていません。

何世代かまえの音源ですので、購入を考えている人は DPユーザーであっても注意が必要です。

MachFiveの特徴

約45GB容量のサウンドライブラリー

MOTU「MachFive」画像2
現行バージョン「Mach Five 3」には、ドラムス、ベース、ギター、ピアノ、パーカッションなど、演奏テクニックを再現した生楽器のリアルなサウンドを収録しています。

エレキギター音源に、AcousticSamples のリアルサウンドと多彩な機能を搭載するFender Telecaster をベースにしたギター音源「Telematic」を収録するなど、マルチタイプ音源のなかでも、かなり上のクラスのサウンドです。

もちろん、生楽器だけでなく、シンセ、ループやフレーズ素材、効果音、アンビエントサウンドなども豊富に収録されています。

効率的で直感的に操作できる

サンプルプレイヤーとして充分に中核として使うことができるのは、もちろんですが、効率的で直感的に操作することができるのが「Mach Five 3」です。

作業を中断する必要のないシンプルで洗練された「Mach Five 3」のユーザーインターフェイスは、音楽制作ツールとして理想的な形のひとつです。

MachFiveのセレクトポイント

MOTU MachFiveとDPの相性

MOTU「MachFive 3」Mac OS9時代から個人的に「MachFive」を使用していますが、バージョン 3では本当にすごい次元まで到達しています。

少し「DP8とWindowsユーザー」のほうでも書きましたが、MOTUのオーディオインターフェイスと同様に、同じメーカーの製品なので、ソフトウェア音源「MachFive」と、DAWソフト「Digital Performer」は相性が良いです。

Digital Performer 8(DP8)の新機能 - Windowsに対応した老舗DAWの進化形
Windowsにも対応したMOTUの「Digital Performer 8」の主な新機能を紹介しているページです。2012年11月にMac版、2013年05月にWindows版「DP 8」がリリースされました。Digital Performer 8のポイントなども記載しています。

メジャーなソフトシンセではありませんが、「MachFive」を「Digital Performer」でのトラック制作のメインパートナー音源として選択するのは、非常に優良な考えです。

MachFiveのライト版をDPに付属して欲しい

個人的には、新たに「Digital Performer」を使用することを考えている方のために、この高い評価を受けている「MachFive」のライト版を作ってもらい、DPに標準付属するくらいのサービス精神は欲しいというのが感想です。(わたしはすでにMachFive ユーザーなので不要ですが。)

もしくは、ハードウェア製品のバンドル版はありますが、製品版ではエディションのバリエーションがSteinberg 「Cubase」をはじめとする、他のDAWソフトとは違い「Digital Performer」にはありません。

そのため「DP + MachFive」のバンドル製品を最上位版として位置づけて販売してほしい欲しい気がします。

「MachFive」を単品で購入するよりも、かなり割安な価格設定で販売するという方向性もユーザーのために見せて欲しいです。

ここでは「サービス精神」と書きましたが、時代の流れとしては、これは当然ではないかと思います。

イロイロと事情があるとは思いますが、他のDAWソフトと比較すると、ブランド意識のせいか「DP」と「ProTools」だけは、どうしても、もう一歩、ユーザー側に踏み込んで来ないというイメージがあります。(グラフィックソフトで言えば、Adobeなんかはもっとすごいですが・・・)

MOTU「MachFive 3」は、かなり優れた音源ですが、少なくとも国内では購入の際に比較の対象にはなっても、最終的にはNative Instrumentsの「KOMPLETE」へ流れてしまっている気がします。

そんなことも踏まえると、上記のやり方のほうが「MachFive」の宣伝にもなりますので、結果として良い結果を生むのではないでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました