ここ数年で、わたし自身はWAVESのプラグインを使用しなくなりましたが、サイトを開設した2008年は、WAVES一色とまでは言いませんが、業界標準で、確実にトップのプラグインメーカーでした。
高額だったWAVESも現在は価格破壊が起きて、キャンペーン時などは、当時入手した人間からすると、嘘みたいな金額で販売されています。
パート別WAVESおすすめプラグイン
定番&オススメのWAVESボーカル用プラグイン
ボーカルのトラック編集やミキシング作業時に持っていると便利で即戦力となる定番 & オススメのWavesプラグイン・エフェクト「Vocal Rider」「Renaissance Vox」「Waves Vocal」などを「定番 & オススメのWAVES ボーカル用プラグイン」では紹介しています。
ボーカル用コンプとしても「Renaissance Compressor(R-Comp)」は定番です。また2009年に登場したボーカル・トラックのレベルを自動的に調整してくれる「Vocal Rider」は革命的なプラグインです。
WAVES ベース用プラグイン・エフェクター
耳のコンディションやオーディオインターフェイスの違いで、特に低域は聴こえ方が違ってきますのでベース処理に困っている人も多いと思います。
わたし自身のベースとキックの処理に関しては、自分なりの長年の試行錯誤の結果、EQは「FabFilter Pro-Q 2」を使用していますが、その他はWAVESのプラグイン中心で作業で行っています。
WAVES アンプシミュレーター「GTR シリーズ」
Wavesが「Fender」「Marshall」「Vox」などのビンテージから現代に至るギターアンプを、革新的なサンプリング技術を駆使して解析している「GTR 3」はギター用のアンプシミュレーターとエフェクターが一体となった「バーチャル・ギターアンプ+エフェクト・ソフトウェア」です。
2008年の「Mipa Award」の「Recording Effects Software 部門」も受賞し、ギター用のプラグイン・エフェクターの定番になりつつある「GTR 3」は19種類のギターアンプ、7種類のベースアンプ、22種類のキャビネット、26種類のストンプを収録しています。
単品の「GTR 3」の販売もありますが「Mercury」「Platinum」「Diamond」「Gold」「Horizon」「Diamond」にも収録されていますのでバンドルのほうが圧倒的にオススメです。
価格的には「Gold」が「GTR 3」収録しているなかでは一番安いWAVESバンドルです。
サウンド・エンジニアのWAVESプラグイン
WAVES サウンド・エンジニアのボーカル用プラグイン
WavesとEddie Kramer、Tony Maseratiなどの一流サウンド・エンジニアとのコラボレーションにより開発されたプラグイン・バンドル製品に収録されているボーカル用のプラグイン・エフェクト「Eddie Kramer Vocal Channel」「VX1 Vocal Enhancer」「CLA Vocals」「JJP Vocals」を「サウンド・エンジニアのWAVES ボーカル用プラグイン」では紹介しています。
Greg Wells Signature Series
プロデューサー/エンジニアであるグレッグ・ウェルズとWAVESの共同作業により開発された「Greg Wells Signature Series」には「MixCentric」「VoiceCentric」「PianoCentric」「ToneCentric」の4つのプラグインが収録されています。
収録される4つのシグネチャー・プラグインに共通するその特徴は、どのモデルも音を聞きながら基本的にはノブひとつを上げ下げするだけの簡単操作で、即戦力となる世界トップクラスのサウンドを手に入れることができます。
マスタリング用 WAVESプラグイン
WAVES L3 シリーズ
現在は過去の産物のイメージのあるマキシマイザーですが「WAVES L3」は音圧競争を終わらせたマスタリング・プラグインです。
高性能なマキシマイザーが多数ある今の時代に、あえて「WAVES L3」を選択する必要はありませんが、サブスク配信レベルならファイナルリミッターとしても、まだ現役で使用できます。
簡単操作でマキシマイザー「L3 シリーズ」はクリッピングを回避しながら、音圧レベル上げることができる、過去の業界定番の即戦力マスタリング用のプラグインです。
WAVES L2
マスタリングの世界で、一時代を築いたと言っても問題のないのが、WAVESのマスタリング・プラグイン「L2 Ultramaximizer」です。
一部でやたら絶賛されていたWAVES L1は、音圧を上げてゆくと、カチンカチンの音になり、正直なところ、あまり使えませんでしたが、L2はナチュラルなサウンドで音圧を上げてくれました。
WAVES 定番のマキシマイザーの比較
マスタリング・エンジニアやミキシング・エンジニアでなくても、「L2 Ultramaximizer」や「L3 Multimaximizer」などのWavesのマキシマイザー「L シリーズ」を使えば、クリッピングを簡単操作で回避しながら、市販レベルまで音圧を稼ぐごとができます。
Wavesのプラグイン・エフェクト全体に言えることですが、マスタリング時に欠かすことのできないマキシマイザー「L2」と「L3」も、とにかく操作が簡単です。
評価の高い16バンドピークリミッター「L3-16 Multimaximizer」は、アナログのウォームサウンドからデジタルサウンドまでジャンルを問わないマスタリングが可能です。
WAVES ピックアップ・プラグイン
定番コンプ「Renaissance Compressor」
WAVES「Renaissance Compressor(R-Comp)」は、定番中の定番コンプレッサーです。
多分最も売れたと思われるお手頃価格のバンドル製品「WAVES GOLD」に「R-Comp」は収録されているので、購入した人も多いと思います。
ミキシングコンソール「SSL 4000 Collection」
Solid State Logicのライセンスを受けて開発された『SSL 4000 Collection』は、伝説的なアナログ・ミキシング・コンソール「SSL 4000 シリーズ」を細部までモデリングした4つのプラグインが収録されています。
WAVESのプラグインは現在は使用していませんが、大ヒットした『SSL 4000 Collection』はWAVESで使用していた最後のプラグインです。