ボーカル・トラックをバーチャルシンガー「VOCALOID(ボーカロイド)」で作成するには、音符と歌詞をエディターに入力する「VOCALOID Editor」や「Piapro Studio」などのソフトが必要です。
VOCALOIDエディター
VOCALOID Editor(ヤマハ)
最もスタンダードなのは歌詞とメロディを入力して歌声を合成するソフトはヤマハの「VOCALOID Editor」で現行バージョンは4です。
歌声ライブラリに標準で付属する「Tiny VOCALOID Editor」は17小節までしか使うことができなかったり、いろいろと制約が多いので、ヤマハの「VOCALOID Editor」を使用するがオススメです。
VOCALOID4では、より表現力豊かな歌唱が可能になり「VOCALOID4 Editor」では楽曲制作に役立つ新機能も多数搭載されました。
VOCALOID Editor for Cubase(ヤマハ)
定番のDAWソフト「Cubase ユーザー」には2012年に登場した「Cubase」で動作する「VOCALOID Editor for Cubase」がオススメです。
尚、Cubaseで起動する「VOCALOID3 Editor for Cubase NEO」よりMacとWindowsに対応したハイブリット版となりました。
Mobile VOCALOID Editor(ヤマハ)
ヤマハの「Mobile VOCALOID Editor」はPCがなくてもボーカルパートを制作することができるiPhone/iPad用アプリです。
画面の小さいiPhoneだと少し作業が厳しいですが、iPadなら快適にボーカルトラックを制作することができます。
女性歌声ライブラリ「VY1_Lite」を同梱していますが、オプションライブラリが豊富なので、オプションでライブラリを購入して使用するのがスタンダードな使い方です。
オプションライブラリは「Mobile VOCALOID Editor」の画面下部にあるSTOREアイコンより購入することができます。
尚、2017年08月31日にオプションライブラリに待望の「初音ミク」が追加されました。
VOCALOIDエディター収録パッケージ
Piapro Studio(クリプトン)
2013年に登場した「初音ミク V3」や「KAITO V3」などのクリプトン・フューチャー・メディアの歌声ライブラリに、小節数に制限のない次世代型ボーカルエディター「Piapro Studio(ピアプロスタジオ)」が標準で搭載されるようになりました。
そのため、クリプトン・フューチャー・メディアのボカロを購入する人は無理にヤマハの「VOCALOID Editor」を導入する必要はありません。
クリプトンのボーカルエディター「Piapro Studio」は流れるような操作でメロディや歌詞の入力&編集することができるのが特徴です。
歌の表現力をアップさせるためのパラメーターも用意されているだけでなく、VSTiにも対応しているため、DAWソフトと連動させることもできます。
現行バージョンのクリプトン VOCALOID4 ライブラリにも、もちろん「Piapro Studio」が標準でバンドルしています。
VOCALOID スターターパック
はじめてボーカロイドで音楽制作を始めようとしている方はライブラリとエディターがワンパッケージになっている「VOCALOID スターターパック」のようなバンドル製品がオススメです。
クリプトン・フューチャー・メディアの歌声ライブラリではなく、ヤマハやインターネット社の歌声ライブラリを使いたい方は、やはり「VOCALOID 3 スターターパック」がお得です。
わたしも2012年にボーカロイド3をスターターパックで購入しました。わたしの購入したのは、インターネット社の「VOCALOID3 Lily(リリィ)」とヤマハの「VOCALOID3 Editor」がパッケージされた「VOCALOID3 スターターパック Lily」です。
購入理由は、なぜか「VOCALOID3 スターターパック Lily」が一番安かったからです。サイトでVOCALOID3を紹介するにあたり、調べたかったのは前バージョンとの精度の違いであり、キャラクターは何でも良かったので、この スターターパック購入しました。
現行バージョンのVOCALOID4にもスターターパック「Fukase 」「GUMI」「結月ゆかり」をはじめ多くの歌声ライブラリのお得なスターターパックが用意されています。