ニアフィールド・スタジオモニターを探している人で、すでに生産を完了していて現在は販売されていないYAMAHAの「NS-10M Studio」というスタジオモニター・スピーカーが音楽制作における長い間の定番モニターであることを、どこかしらで目にしたり耳にしたことがあると思います。
そのYAMAHAのスタジオモニターは「NS-10M Studio」以外にも「mipa 2004」にノミネートされた「MSP10 Studio」や「mipa 2008」にノミネートされた「MSP7 Studio」をはじめ歴史があります。
2013年に約7年ぶりにモデルチェンジした「YAMAHA HS シリーズ」は、現在、定番スタジオモニター・スピーカーになりました。
YAMAHAのスタジオ・モニタースピーカー
HS シリーズ
2013年06月に登場したYAMAHAの「HS シリーズ」は、高品位なニアフィールド・モニターのニーズに応えた業界定番「NS-10M Studio」を開発したヤマハ・スタジオ・モニター開発チームによるホームスタジオに最適な、価格も手頃なパワード・スタジオモニター・スピーカーです。
コストパフォーマンスが高い6.5インチモデルの「HS7」と、5インチモデル「HS5」は、宅録スタジオでのスタジオモニター・スピーカーの定番となっています。
特に初めてのモニタースピーカーにも最適なのは「HS5」で、Electronic Musician「Editors’ Choice Awards 2014」を受賞するなど高い評価を得ています。
MSPシリーズ
スタジオモニター・スピーカー「MSP シリーズ」はYAMAHAのリファレンス・モニターのニュースタンダードとなりました。
高評価を得た「MSP7 Studio」はニアフィールド・モニターに求められる原音に忠実な再生能力を徹底的に追求した「NS-10M Studio」を開発したヤマハ・スタジオ・モニター開発チームによるシリーズ最上位モデルです。
尚、現在販売されているのはモデルチェンジした「MSP3A」のみで、「MSP7 Studio」と「MSP5 Studio」は生産を完了しています。
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2023年11月に「HS4」と「HS3」が登場
原音に忠実な「HSシリーズ」の設計思想を継承する小さなスタジオ・スペースに適した 4.5インチモデル「HS4」と、シリーズ最小サイズとなる3.5インチモデル「HS3」の発売が2023年11月に開始されました。
さまざまな部屋の環境に合わせた音質の調整をすることができるように、リアパネルにROOM CONTROLとHIGH TRIM 機能を搭載しています。
⇒ YAMAHA「HS4」と「HS3」の詳細スペック & 最安値情報
YAMAHAのモニター用ヘッドホン「HPH-MT8」
スピーカーではありませんが「スタジオモニター・ヘッドホン導入ナビ」で紹介しているYAMAHAのモニター用ヘッドホン「HPH-MT8」は、スタジオモニター・ヘッドホンのニュースタンダードとなっています。
低音再生が「HPH-MT8」はかなり正確ですので、モニタースピーカーに近い感覚で作業することができます。
⇒ YAMAHA スタジオ・ヘッドホン「HPH-MT8」の詳細
NS-10M Studio
管理人はメインモニターとして、YAMAHAのスタジオ・モニター「NS-10M Studio」を、生産完了後も、かなり長い間使用していました。
現在は使用していませんが、当時、いくつかの製品を空いている時間などに試してはみましたが「長期間の慣れ」ということもあり、やはり最終的には「NS-10M Studio」をメインモニターとして使用してミックス作業をしていました。
尚、故障したときのことも考え、一応スペアでもう1ペア、まったくエージングしていない状態の「NS-10M Studio」を所有していますが出番はなさそうです。
MIPAにノミネートされたYAMAHAのモニタースピーカー
2014年の MIPAのスタジオ・モニター部門に、YAMAHA「HS7」がノミネートされました。その他 MIPA 2008にノミネートされたモニタースピーカーは、Genelec「M-シリーズ」、Neumann「KH-シリーズ」です。
2008年の MIPA アワードの「ニアフィールド・スタジオモニター部門」に、YAMAHA「MSP 7 Studio」がノミネートされました。その他に MIPA 2008にノミネートされたモニタースピーカーは、KRK「VXT 8」とGenelec「8240A」です。