T-RACKS PLUG-IN

T-RACKS PLUG-INの構成エフェクター

T-RACKS PLUG-INは「6バンドイコライザー」、「コンプレッサー」、「ステレオ・マルチバンドリミッター」、「ソフトクリッパー」から構成されています。

Classic T-RackS Equalizer - 6バンドイコライザー

ビートルズ時代のアビーロードスタジオで使用されていたアナログミキサーのEQをモデリングした「6バンドイコライザー」。

Classic T-RackS Compressor - コンプレッサー

伝説の名器の真空管コンプをモデリングし、チューブサウンドを得ることができ、ステレオ音像を広げることも可能なビンテージスタイルの「コンプレッサー」。リリースがなめらかです。

Classic T-RackS Multi-band Limiter - ステレオ・マルチバンドリミッター

上質な3バンドの「ステレオ・マルチバンドリミッター」。オーバーロードツマミでリミット/サチュレーション量を正確にコントロールすることができます。

Classic T-RackS Clipper - ソフトクリッパー

初代T-RackSのなかで最も評価を受けた「Clipper」は不自然なコンプ/リミッター処理音を感じさせずに、音量を稼ぎデジタルオーバーを防ぐことができるのが特徴のソフトクリッパーです。

サチュレーションを駆使した暖かいアナログマスタリングを再現することができる「Clipper」は、マスタリングだけでなく、ミックス時にスネアドラムやベーストラックなどにも良い効果をもたらします。

例えばWAVESの「R-COMP」のように、どこのメーカーでも時代に関係なく高評価を受け続ける定番プラグインがありますが、IK Multimediaのプラグインのなかではこの「Classic T-RackS Clipper」がそうではないかと思います。

マスタリング以外にも使用することができる

T-RACKS PLUG-INの各エフェクターは単体でも使用することができ、プリセットのできも良く、マスタリング以外のドラム、ボーカルなどのトラックでも使用することができます。

「ソフトクリッパー」と「コンプレッサー」

個人的に『T-RACKS PLUG-IN』は、かなり長い間使っている、すごく好きなプラグインの一つです。

特に好きなのは前述しましたが「ソフトクリッパー」です。今でも現役エフェクターとして、各トラックや、2ミックスに使用しています。

＜2016年追記＞
WAVESを使用しなくても「ソフトクリッパー」を組み合わせると、簡易ながらマスタリング時のRMSの問題からは開放されると思います。

T-RACKS PLUG-INは重宝する

最終出力段階では、Wavesの「Lシリーズ」や、TC Electronic「MD3 Stereo Mastering」、Sonnox「Oxfordのプラグイン」を曲により使い分けて使用することが多くなったため、『T-RACKS PLUG-IN』は一番最後にインサートするプラグインではなくなりましたが、その前の段階の作業では、かなり重宝しています。

T-RACKS PLUG-INの含まれるバンドル製品

バンドルパッケージがお得

IK Multimediaの『T-RACKS PLUG-IN』は単体でも購入することができますが、『Total Effects Bundle』と『Total Studio Bundle』にバンドルされているので、バンドルパッケージで購入したほうが、単体でも購入するよりも、金額的にも、かなりお得だと思います。

またT-RACKSにはプラグインではありませんが、マスタリングに必要な「ステレオイコライザー」、「コンプレッサー」、「ステレオリミッター」の3機能を、1つにパッケージした左の『T-RACKS 24』というマスタリングソフトもあります。

T-RACKS PLUG-INの詳細スペック

このページでは購入者の視点に立ってマスタリング用のプラグイン・エフェクト『T-RACKS』を紹介しています。『T-RACKS PLUG-IN』単体や『Total Effects Bundle』と『Total Studio Bundle』の詳細のスペックや最安価格情報などに興味のある方は、以下の「T-RACKS PLUG-INの詳細スペックと価格情報」で確認して下さい。