Cubase 14の新機能と販売価格

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Steinberg(スタインバーグ)の音楽制作DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)『Cubase 14』が2024年11月にリリースされました。

ラインナップは最上位モデル「Cubase Pro 14」、ミッドレンジモデル「Cubase Artist 14」、エントリーモデル「Cubase Elements 14」となります。

今回のバージョン14では、ビートメイクの可能性を広げるドラムトラックやパターンエディター、直感的なサウンドデザインを実現するモジュレーターの追加などの新機能が搭載されています。

Cubase 14 グレード別の新機能

Pro / Artist / Elements共通のCubase 14の新機能

新しいスコアエディターとMediaBayプレビュー機能の改良

Cubase 14「スコアエディター」
Cubase Pro / Artist / Elements 14で共通する主な新機能は「新しいスコアエディター」と「MediaBayプレビュー機能の改良」などです。

また、MixConsole上でもトラックの順番を変更することができるようになっています。

新プラグイン「Underwater」

Cubase 14「Underwater」
3エディションに共通する追加された新プラグインはローパスフィルター「Underwater」のみとなります。

オプションでリサンプリングステージを追加することができ、カットオフ周波数より上にあるすべての関連ノイズを完全に「Underwater」では除去することができます。

Pro / Artist共通のCubase 14の新機能

新トラック「ドラムトラック」

Cubase 14「ドラムトラック」
ビートメイクに特化した「ドラムトラック」が新しいトラックとしてCubase 14 Pro / Artistで追加されました。

通常のMIDIパートを使用することもできるドラムトラックは主に新たに搭載された「Drum Machine(ドラムマシン)」と「パターンエディター」で構成されています。

新音源「Drum Machine(ドラムマシン)」は、シンセで独自のドラムサウンドをデザインしたり、MediaBayから直接サンプルを読み込んだりすることでビート制作を行うことができます。

インストゥルメントトラックでも使用することができる「パターンエディター」はステップシーケンサーの要領でビートメイクが出来る機能で直感的にビートメイクを行うことができます。

イベントボリュームカーブ編集機能の向上

Cubase 14「イベントボリュームカーブ」
イベントボリューム編集時にカーブが使用できるようになり、Cubaseでより滑らかなボリュームカーブが描けるようになりました。

新プラグイン「Auto Filter」「Shimmer」「Studio Delay」

Cubase 14「Shimmer」
新プラグインエフェクター「Auto Filter」「Shimmer」「Studio Delay」がCubase 14 Pro / Artistに追加搭載されました。

AutoFilter は独特なフィルタープラグイン。「Shimmer」はシマーエフェクトを作成できるリバーブプラグイン。「Studio Delay」は独特ながら使いやすいディレイプラグインです。

DAWprojectに対応

他のDAWソフトとメインにしていることもあり個人的には一番嬉しいかもしれない「DAWproject」にバージョン 14で対応しました。

Studio Oneなどの異なる DAWの間でもプロジェクトを交換することができるようになりました。

ProのみのCubase 14の新機能

モジュレーターを搭載

Cubase 14「モジュレーター」
Cubase 14 Proのみに新たに搭載された「モジュレーター」では、トラックごとのあらゆるパラメーターに「LFO」「Macro Knob」「Envelope Follower」「Step Modulator」「Shaper」「ModScripter」をアサインすることができます。

インサートやオートメーションとは違うアプローチでのサウンドメイクを「モジュレーター」ですることができます。

新プラグイン「Volume」

MixConsole のボリュームフェーダーから独立してボリュームをコントロールすることができる便利なプラグイン「Volume」がCubase 14 Proのみに搭載されました。

Cubase Pro 14のアップデート&アップグレイド価格

Cubase Pro 14へのアップデート価格はバージョン13のときと同じで変更はありません。ただバージョンアップの内容を考えると、やはり高額に感じますので、急ぎでない人はキャンペーン時などを上手に利用しましょう。

無償バージョンアップ(グレースピリオド)

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Cubase Pro 13 / Cubase Artist 13 / Cubase Elements 13 や、それ以前のバージョンを2024年10⽉10⽇以降にアクティベートされた人には、無償で「Cubase Pro 14 / Cubase Artist 14 / Cubase Elements 14」のライセンスへとアップデートされます。

Proの販売価格とアップデート&アップグレード価格

最上位版の「Cubase Pro 14」の新規購入の販売価格は69,300円。Cubase Pro 13からのアップデート価格は13,200円。Cubase 4 ~ 7.5、Cubase Pro 8 ~ 12ユーザーは24,200円です。

下位グレードからCubase Proへのアップグレード価格

ミッドレンジグレード 「Cubase Artist 14」からは29,700円。「Cubase Artist 6~12」からは39,600円。エントリーグレード「Cubase Elements」からは56,100円。「Cubase AI 12~14」「Cubase LE 12~14」は60,500円で「Cubase Pro 14」へアップデートすることができます。

Cubase 14からパッケージ販売は終わりダウンロード販売のみとなりましたが、サウンドハウスなどではダウンロード版を購入することができますので、ポイントを貯めている人などには問題はありません。

最上位モデル「Cubase Pro 14」、ミッドレンジモデル「Cubase Artist 14」、エントリーモデル「Cubase Elements 14」の詳細スペックや最安値情報に興味のある人は、以下の「Cubase 14シリーズの詳細スペックと最安値情報」で確認してください。

Cubase 14シリーズの詳細スペックと最安値情報

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