既存の2ミックスをAIでステムヘ分離するソフト「DemixPro」で高い評価を受けている AudioSourceRE の「VOXLESS」と「DRUMLESS」は楽曲データからトラックに分離してくれるツールです。
2023年03月にリリースされた「VOXLESS」はボーカルとバックトラックの分離をすることができ、2023年09月にリリースされた「DRUMLESS」は、ドラムとその他のトラックに分離することができます。
VOXLESSの特徴
ボーカルとバックトラックに分離
AudioSourceRE「VOXLESS」は、2ミックスのデータをボーカルとバックトラックに分離することのできる2023年03月にリリースされた音声分離ツールです。
それぞれのチャンネルにはフェーダーが設けられていますので、読み込んだ楽曲データから分離したボーカル・チャンネルとバックトラック・チャンネルの音量はリアルタイムにコントロールすることができます。
VOXLESSは手軽に使うことができる
DreamtonicsのAI歌唱ソフト「Synthesizer V Studio」がバージョン 1.11.0で正式に録音されたボーカルデータをノートと歌詞に変換する「ボーカルMIDI変換」機能を搭載しました。
そのため、既存曲からボーカルトラックを抜き出して「Synthesizer V」で使用したいという人も増えたと思います。
マルチ出力もできますので、「VOXLESS」で抜き出したボーカルトラックを「Synthesizer V」に読み込みMIDIデータへ変換することができます。
シンプルなユーザーインターフェイスのツールなので、特に迷うことなく「VOXLESS」導入後は直感的に使用することができます。
スムーズに「Synthesizer V」で使用したい人の注意点としては、曲のBPMを合わすことが重要となりますので、曲のテンポを解析してくれるソフトもあると便利です。
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DRUMLESSの特徴
ドラムとその他のトラックに分離
楽曲データからドラムとその他のトラックに分離する「DRUMLESS」は、2023年09月にリリースされたドラム抽出プラグインです。
ボーカル抽出プラグイン「VOXLESS」と同様に、分離したドラム・チャンネルとトラック・チャンネルには、それぞれボリューム・フェーダーがあます。
そのため、2トラックのみですが、細かな音量のバランス調整であったりを「DRUMLESS」でリアルタイムにコントロールすることができます。
2ミックスの微調整やマスタリング時
シンプルな「DRUMLESS」のユーザーインターフェイスは、難しいことを考えることなく、手軽に使用することができます。
マルチ出力もできますので、用途としては2ミックスのドラムトラックの微調整、リミックス、ステム・マスタリングなどを考えることができます。
また、著作権の問題がありますので、そのまま無許可で公開することはできませんが、好きなアーティスの楽曲のドラムトラックを自分の楽曲に使用するなどもできてしまいます。
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楽曲データをドラム、ベース、ボーカルなどへ分離することができる「DemixPro」と違い「VOXLESS」と「DRUMLESS」はボーカルとドラムに特化しています。
そのため「VOXLESS」と「DRUMLESS」の両方を導入するのであれば、多少高額になりますが、好評の AudioSourceREの「DemixPro」を導入するか、その他の音声分離ツールを検討することをオススメします。