YAMAHAの「HSシリーズ」は高品位なニアフィールド・モニターのニーズに応えた業界定番「NS-10M Studio」を開発したヤマハ・スタジオ・モニター開発チームによるホームスタジオに最適な、価格も手頃なパワード・スタジオモニター・スピーカーです。
コストパフォーマンスが高さはそのままに、2013年06月にヤマハから2006年以来、約7年ぶりとなる新しい「YAMAHA HS シリーズ」が登場しました。
発売よりかなり高い評価を受けて来た6.5インチモデルの「HS7」と、5インチモデル「HS5」はスタジオモニターの定番となっています。
2023年11月に「HSシリーズ」の設計思想を継承する音質をコンパクトサイズで実現した、4.5インチモデル「HS4」と、シリーズ最小サイズとなる3.5インチモデル「HS3」の発売が開始されました。
YAMAHA スタジオモニター HS シリーズ
価格も手頃なパワード・スタジオモニター・スピーカー
HS シリーズのラインナップは中規模ホームスタジオ環境の構築に最適な8インチパワードスタジオ・モニター前モデル「HS80M」と、小規模ホームスタジオ環境の構築に最適なコンパクトな「HS50M」に磨きをかけた後継モデル「HS5」と「HS8」、そして、6.5インチモデルの「HS7」です。
モニタースピーカーの生命線である、原音に忠実な再生能力に磨きがかかり向上しただけでなく、新たに「HS7」が加わったことにより、宅録スタジオの広さや制作環境に合わせたモニタリング・システムを構築することができます。
また「HS10W」の後継モデルとして、「HS5」「HS7」「HS8」に最適化されたパワード・サブウーファー「HS8S」も登場しています。
ホワイトカラーが登場(追記)
2014年02月に従来のブラックカラーに加えて「HSシリーズ」のホワイトカラーが登場しました。ホワイトカラーで新たにラインナップされたのは「HS5W」「HS7W」「HS8W」の3モデルです。
「HS4」と「HS3」が登場(追記)
2023年11月に、小さなスタジオ・スペースに適した 4.5インチモデル「HS4」と、シリーズ最小サイズとなる3.5インチモデル「HS3」の発売が開始されました。
低価格を実現する小型モニタースピーカーが高音質化していて人気がありますが、原音に忠実な「HSシリーズ」の設計思想を継承する音質をコンパクトサイズで実現した YAMAHAの「HS4 / HS3」の注目度も非常に高いです。
リアパネルにROOM CONTROLとHIGH TRIM 機能を搭載していますので、さまざまな環境に合わせた音質の調整をすることができます。
HSシリーズのセレクトポイント
自宅DTMスタジオに最適な「HS5」と「HS7」
一般的な自宅DTMスタジオでの導入だと「HS5」と「HS7」の選択肢になります。正直、前モデル「HS50M」は見た目とコスパは良かったですが、音が厳しかったので、このサイトでは、あまりプッシュしませんでした。
しかし生まれ変わった5インチモデル「HS5」は明らかに低域であったり、定位のバランスの精度が高くなっています。また価格を考えたときに、追加でラインナップされた6.5インチモデルの「HS7」は想像以上に良いモニタースピーカーです。
Electronic Musician「Editors’ Choice Awards 2014」をコストパフォーマンスに優れたヤマハのスタジオモニター「HS5」は 受賞しました。
また個人的にも高く評価した「HS7」は「MIPAアワード2014 スタジオモニター部門」にノミネートされました。
余裕があるなら「HS7」
価格が違うので一概に比較はできませんが、「HS5」と同じ5インチモデルでYAMAHA「MSP5 Studio」がありますが、はじめてスタジオモニター・スピーカーを導入するのであれば、ペアで2万円台と価格も安い「HS5」でも良いと思います。
ただし、完パケレベルまでを視野に入れたミックスダウンなど作業に慣れてくると、やはり作業時に疑問が出てくると思いますので、予算に余裕のある人はペアで4万円台の6.5インチモデルの「HS7」を検討すると良いと思います。
MSP7 / 5は生産完了
「HS7」を導入する場合は、価格帯が近い「MSP5 Studio」も比較する人もいたと思いますが、MIPAにもノミネートされた6.5インチのYAMAHA「MSP7 Studio」は良いスピーカーでしたが、ジャンルをかなり選ぶ「MSP5 Studio」は、高域が他の帯域にも掛かって邪魔している感じがしました。
好きな人は好きなようですが、トータルで考えたときに「MSP5 Studio」は評価されてるほどのモニタースピーカーではなかったです。
尚、6.5インチのモニタースピーカーを検討していて、予算に余裕があるのなら評価の高くペアで価格も落ちついてきた「MSP7 Studio」も視野に入れることをオススメしていましたが、MSP7 Studioは生産完了となっています。
はじめてのモニタースピーカーに最適な「HS5」
定番スタジオモニター・スピーカー
個人的に一押しは、買い替えや買い足しの必要がない、価格からは考えることのできないほどモニタースピーカーとして優れたYAMAHA「HS7」です。
ただ、ある程度、大きな音を出すことができないと「HS7」はもったいないので、はじめてのスタジオモニター・スピーカーとしては「HS5」をオススメします。
今まであったペアで3万円前後のスピーカーで、しっかりとしたミックスダウンはできないという考えをYAMAHA「HS5」は180度変えました。
6畳前後の部屋でも役割を果たしてくれる『HS シリーズ』は、発売してから時間がかかることなく、定番のスタジオモニター・スピーカーとなり、現在でも最もオススメすることのできるモニタースピーカーのひとつです。
すでに多くの人からコストパフォーマンスに優れた「HS5」は評価されていて、ホワイトカラーの「HS5W」が2014年にラインナップされたことからもわかるように売れています。
セカンドモニターに「HS4」と「HS3」
商用作品のミックスまでもこなせるスタジオモニターの定番である「HS5」と「HS7」のような使い方を求める人には、流石に「HS4」と「HS3」では物足りなさがありますが、安心のYAMAHAのモニターサウンドです。
実売価格は「HS4」が1セット 3万5,000円以下、「HS3」が1セット 3万円以下で、費用対効果などから、この価格をどう捉えるかがポイントです。
セカンドモニターとして考えると最適なのですが、最近は低価格デスクトップ・スピーカーでも、しっかりした製品があり、Sound On Soundの「2023 Gear Of The Year」に選ばれている「PreSonus Eris 3.5」あたりの金額と比較すると、メインモニターではなく、セカンドモニターの金額だと考えてしまうと、なかなか難しい選択かなとも思います。
⇒ YAMAHA HS HS3 / 4 の詳細スペック & 最安値情報
ヤマハのスピーカー技術の再認識
2013年にモデルチェンジした「HSシリーズ」で、ヤマハのスピーカー技術はやはり凄いということをで再認識した人も多いと思います。
しっかりとしたミックダウン作業を「HS5」ですることができますので、自分の宅録スタジオに合ったモニタースピーカーのセッティングを、しっかりと覚えて行くと良いのではないでしょうか。
もし予算があり、ある程度、音が出せる人は2万円ほど高額になりますが「MIPA2014」にノミネートされた「HS7」をオススメします。
プロだけではなく価格の安い「HS5」と「HS7」はエントリーユーザー向けモニタースピーカーの基準になっています。
コストパフォーマンスの高さが大きな魅力のYAMAHA(ヤマハ)のスタジオモニター・スピーカー「HS シリーズ」の「詳細スペック」「価格情報」などに興味のある方は「YAMAHA HS シリーズの詳細スペックと最安値情報」で詳細を確認して下さい。ホワイトカラーもラインナップされています。
⇒ YAMAHA HS シリーズの詳細スペック & 最安値情報