InstaComposer 2 – AI を活用したW. A. ProductionのMIDIジェネレーター

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仕事で音楽をしている人間でも、あまり気が乗っていないときなどは、フレーズが思い浮かばなかったり、マンネリ化したりすることがありますが、2023年07月にリリースされた W. A. Production「InstaComposer 2」は、AIを用いてMIDI フレーズ生成プラグインです。

InstaComposer 2の特徴

最大6トラックのMIDIフレーズで生成

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AI(人工知能)を使用している「InstaComposer 2」は、ワンクリックで、さまざまなジャンルやスタイルのメロディー、リズム、ベース、パッド、コード進行を無限に呼び出すことができます。

最大6トラックのMIDIフレーズを生成してくれる「InstaComposer 2」は、インターフェイス内で MIDI を直接編集、変更することができます。また、MIDI ファイルをエクスポートすることも、DAW にドラッグ & ドロップすることもできます

MIDIを再生させるソフトシンセが必要

ソフトシンセのカテゴリーに入れましたが、「InstaComposer」はMIDI フレーズ生成するMIDIジェネレーター・プラグインですので、別途、「InstaComposer」で生成したMIDIを再生させるソフトシンセ(バーチャル・インストゥルメント)が必要となります。

この製品に限らず、はじめて W. A. ProductionのMIDI プラグインを使用する人は、ルーティングが少し面倒な感じがすると思います。

しかし、FL Studio、Logic Pro X、Ableton Live、Cubase、Studio One、Bitwig、Samplitude、Pro Tools、Mixcraft、Reaperのチュートリアルビデオが、 W. A. Production 公式サイトで用意されていますので、悩むことなく「InstaComposer」を使用することができると思います。

InstaComposer 2 専用の別売りプリセット

Festival House for InstaComposer 2

Festival House for InstaComposer 2
InstaComposer 2 専用の 40 個のプリセットを収録する「Festival House for InstaComposer 2」には、フェスティバル・ハウスのエッセンスが凝縮されています。

オランダ出身の音楽プロデューサー・トラックメイカーの Martin Garrix(マーティン・ギャリックス)、Hardwell(ハードウェル)、Tiësto(ティエスト)を思い出させるリード、シンセメロディー、ベースラインなどのアーティストからインスピレーションを得ているプリセット集です。

「Festival House for InstaComposer 2」の詳細

Progressive Trance for InstaComposer 2

Progressive Trance for InstaComposer 2
パッド、リード、ベースライン、アルペジオで使用するために設計された 40 個のプリセットが含まれている「Progressive Trance for InstaComposer 2」は、Progressive Trance(プログレッシブ・トランス)の本質を捉えた「InstaComposer 2」のための拡張パックです。

トランスミュージック・グループ Above & Beyond(アバヴ & ビヨンド)、オランダの音楽プロデューサー・トラックメイカー Armin van Buuren(アーミン・ヴァン・ビューレン)、ドイツのトランス、エレクトロニカなどのプロデューサーである Paul van Dyk (ポール・ヴァン・ダイク)などのアーティストからインスピレーションを得ています。

「Progressive Trance for InstaComposer 2」の詳細

InstaComposer 2 は次世代DAWのひとつの形

主要DAWにも「AI」が搭載されてゆく

音楽だけでなくAIの話題が非常に多かった2023年ですが、次世代DAWソフトのキーワードも「AI」となるでしょう。エントリーユーザー向けのMAGIX「Music Maker 2024 Premium」は、AI作曲機能が搭載されていますが、「Studio One」「Cubase」などの主要DAWにも、制作の時短に関係する本格的な「AI」が搭載されてゆくと思います。

正直、2023年11月にバージョンアップした「Cubase 13」はアップデート内容は、今更感のビンテージ系のプラグイン・エフェクトを搭載したりで、AIとは無縁の次世代を感じさせるものではなく、マイナーアップデートみたいな内容でした。

勢いでは「Cubase」を追い越した感のある「Studio One」は、2024年に多分バージョン 7にメジャーアップデートする気がしますので「AI」が搭載されるかを楽しみに注視したいと思います。

Cubase 13の新機能とアップデートのポイント
2023年11月にリリースされたSteinberg「Cubase 13」 の新機能をグレード別に紹介しています。大きな目玉はなく、派手さみたいなものはありませんが、ワークフローの改良とクリエイティブな機能のバランスの取れたバージョンアップです。迷っている人向けに「Cubase Pro 13」 のアップデートのポイントも記載しています。

搭載されるのはInstaComposerみたいな機能

今後、DAWソフト搭載される AI を活用した機能は、今回紹介した W. A. Productionの MIDIジェネレーター「InstaComposer 2」みたいなものではないかと思います。

そのくらい次世代の音楽制作のひとつの形を「InstaComposer 2」は見せていると思いますが、使い方によっては、普通に制作するよりも時間が掛かってしまう気もしないではないです。

楽曲完成までのワークフローがしっかりしている仕事で音楽でやっている人間は、定番シンセのサウンドであったり、サンプル & ループサウンドで、インスピレーションを無限に得ることができます。

インスピレーションを得るために面倒なMIDIのルーティングをするなら、普通にSylenthやSpireなどの人気の定番ソフトシンセを立ち上げて、膨大なプリセットからサウンドを探していったほうが効率が良いという考えにたどり着いてしまうのではないかな?というのが率直なところです。

ただ、音楽家にとってもAIは避けては通ることのできない道ですので、時間のあるときは「InstaComposer 2」をじっくり使い込んでみたいと思う人も多いことは確かです。

W. A. ProductionのMIDIジェネレーター「InstaComposer 2」と別売りプリセットの詳細スペックや価格に関係する情報は、以下の W. A. Production「InstaComposer 2」の詳細 &最安値情報にまとめてありますので、興味のある人は確認して下さい。

W. A. Production「InstaComposer 2」の詳細 &最安値情報

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