Chris Lord-Alge(クリス・ロード・アルジ)は日本でもヒットしているアルバムやシングル曲のミックスを多く手がけているグラミー賞を受賞したこともある著名なミックスエンジニアです。
WAVESのプラグインで知ったという人もかなりいると思いますが、トップ・ヒットメーカーで、Hoobastank、Backstreet Boys、Avril Lavigne、Bon Jovi、U2、Green Dayなどのミックスを手掛けていて、人気のアルバムやシングル曲で「Mixed by Chris Lord-Alge」のクレジットを目にします。
ミックス・エンジニア Chris Lord-Alge
Chris Lord-Algeのクレジット作品
トップ・ヒットメーカーであるクリス・ロード・アルジは、日本でも馴染みのあるAvril Lavigne、Hoobastank、U2、Tina Turner、Green Day、Santana、James Brown、Bon Jovi、Avril Lavigneをはじめとする有名なアーティストの楽曲のミキシングをしています。
Mixed by Chris Lord-Algeグラミー賞作品
2005年グラミー賞の「Record Of The Year」を獲得した「Boulevard of Broken Dream」を収録するGreen Day(グリーン・デイ)の『American Idiot』は日本でも、かなり聴いた人もいると思います。
他にもGreen Day『21st Century Breakdown』が2009年グラミー賞の「Best Rock Album」を獲得していますが、『American Idiot』『21st Century Breakdown』のミキシング・エンジニアはChris Lord-Algeです。
また2010年のグラミー賞で「Best Musical Show Album(最優秀ミュージカル・ショー・アルバム賞)」をサウンドトラック『American Idiot』が獲得しています。
クリス・ロード・アルジの日本のアーティストのミックス
Chris Lord-AlgeはB'zのアルバム『The 7th Blues』や、絶頂期だった小室哲哉さんプロデュース時代のhitomiさんの「by myself」「BUSY NOW」や、安室奈美恵さんの曲などのミックスもしています。
B'zの『The 7th Blues』には実の弟でもある JEFF LOAD ALGE(ジェフ・ロード・アルジ)もエンジニアとして参加しています。
また、2015年にリリースされた浜田省吾さんの通算31作目となるアルバム『Journey of a Songwriter ~旅するソングライター』は、Chris Lord-Alge、Jack Joseph Puig、Tom Lord-Algeの一流エンジニアの3人がミックスしています。
Mixed by Chris Lord-Alge 〜おすすめ作品〜
日本でもおなじみの曲がオススメ
本当に数多くありますが、日本でChris Lord-Algeがミックスした作品でHoobastankの「The Reason」、Backstreet Boysの「Never Gone」、Bon Joviの「Have A Nice Day」、Green Dayの 「American Idiot」などの楽曲あたりはTVやCMでもお馴染みだと思います。
Backstreet Boysの『Never Gone』に収録されているリードトラックの「Incomplete」や、Bon Joviの「Have A Nice Day」、Hoobastankの「The Reason」は本当に良く日本でも流れていたので、上記のCDを持っている方などは「Mixed by Chris Lord-Alge」に注目してみてください。
James Brown「Living in America」
映画『ロッキー4』(1985年)を観たことのある人なら、アポロ vs ドラゴの戦いの前に James Brown(ジェームス・ブラウン)が出演して歌っていたのが記憶に残っているはずです。
あの曲「Living in America」のミキシングエンジニアとボーカルレコーディングエンジニアは、何とクリス・ロード・アルジです。この曲でジェームス・ブラウンはグラミー賞の最優秀男性R & Bボーカルパフォーマンスのグラミー賞を受賞しています。
Bon Jov40周年アルバム『Forever』
近年だと2024年にボン・ジョヴィが40周年にリリースしたアルバム『Forever』のミックスを手掛けていますが「Living in America」が80年代の曲ですから約40年間もクリス・ロード・アルジはトップエンジニアです。
クリス・ロード・アルジのサウンドをDAWで再現
Waves『Chris Lord-Alge Signature』
WAVESの『Chris Lord-Alge Signature』は「CLA Bass」「CLA Drums」「CLA Effects」「CLA Guitars」「CLA Unplugged」「CLA Vocals」などの6つのプラグインで構成されているChris Lord-Algeのミキシング・テクニックをプラグイン化したコレクションです。
このWAVES『Chris Lord-Alge Signature』なら数多くのヒット・サウンドを作り出してきたChris Lord-Algeのミキシング・テクニックを簡単にDAW上で再現することができます。
⇒ Chris Lord-Alge Signatureの詳細へ
Waves『CLA MixDown』
Waves『CLA MixDown』はクリス・ロード・アルジがミックスの最後の仕上げに使うプロセッシング・チェインをDAWで再現することのできるプラグインです。
主にマスタリング・トラックやマスターAUXでの使用を考えられた「CLA MixDown」のフェーダーは「コンプレッション」「EQ」「GLUE」「コンソール・ドライブ」の4つだけですが、非常に強力です。
Waves『CLA Classic Compressors』
ミキシングエンジニアのクリス・ロードアルジの強力とWavesのテクノロジーにより完成した『CLA Classic Compressors』は「CLA-3A」「CLA-2A」と2種類の「CLA-76」のトータル4つを収録しているコンプレッサー・プラグイン・コレクションです。
世界中のサウンドエンジニアが必要としている4つのコンプレッサーを完璧にモデリングしていつ『CLA Classic Compressors』は「エンジニア・サウンド Waves バンドル」で紹介していますので、興味のある方は参考にしてみて下さい。尚、パッケージタイトルの「CLA」はChris Lord-Alge(クリス・ロードアルジ)です。
Waves『SSL 4000 Collection』
伝説的なアナログ・ミキシング・コンソール「SSL 4000 シリーズ」を細部までモデリングした4つのプラグインを収録しているWaves『SSL 4000 Collection』に、SSLプリセットとして「The Chris Lord-Alge preset(クリス・ロード・アルジ・プリセット)」を追加して利用することができます。

グラミー賞を受賞したことのあるトップヒットメーカーのChris Lord-Algeがヒットした作品で使用したものと、まったく同じボーカル、ギター、ベース、ドラム、ストリングス、ブラス用のセッティングが「The Chris Lord-Alge Preset」には収録されています。
書籍やなどで勉強するよりも、遥かに勉強になりますので、興味のある方は「ビンテージ & クラシック Waves バンドル」で『SSL 4000 Collection』を紹介していますので参考にしてみて下さい。