NovationのMIDIキーボードの比較

NovationのMIDIキーボード ワイド画像

日本国内ではNovation(ノベーション)のMIDIキーボードは、あまり馴染みがないかもしれませんが、MIPA Awardの「コントローラ・キーボード(Controller Keyboard)部門」で、2010年に「ReMote SL Mk II」が最優秀賞、2012年に「Impulse」、2013年に「Launchkey」がノミネートされるなど、世界的に高い評価を受けているメーカーです。

価格的にNovationのMIDIキーボード & DAWコントラーラのなかで、宅録スタジオにも導入しやすいのは、点灯する「Launchpad(ラウンチパッド)」が目を引く『Launchkey シリーズ』です。

2023年12月に「FLkey シリーズ」と「SL シリーズ」の記事を追加して更新しました。

Novation DTM用MIDIキーボード

Launchkey シリーズ

Novation「Launchkey 49 MK3」
本体にコントローラー「Launchkey (ラウンチキー)」を搭載する Novation「Launchkey」は、Ableton Liveのコントロールを柔軟に行うことのできるのが特徴のMIDIキーボードです。

Launchkey シリーズには、25鍵盤、49鍵盤、61鍵盤の3つのモデルのほか、コンパクトミニ鍵盤仕様の25鍵盤「LaunchKey Mini」があり、37鍵盤「Launchkey 37」と、88鍵盤MIDIキーボード「Launchkey 88」もラインナップに加わりました。

モデルチェンジが何度か行われていますが、現在のラインナップは、25鍵盤「Launchkey 25 MK3」「Launchkey 37 MK3」49鍵盤「Launchkey 49 MK3」「Launchkey 61 MK3」「Launchkey 88 MK3」「Launchkey Mini MK3」となります。

Novation Launchkey 88 は「Sound On Sound Awards 2023」のベスト・パフォーマンス・コントローラー(Best Performance Controller)を受賞しています。

Launchkeyの詳細スペックと価格情報

FLkey シリーズ

Novation「FLkey 49」
2022年に発売されたNovation『FLkey シリーズ』はImage LineのDAWソフト「FL Studio」とシームレスな連携をすることができるコントローラーMIDIキーボードです。

ラインナップはのミニサイズ25鍵盤「FLkey Mini」、フルサイズ37鍵盤「FLkey 37」に加えて、2023年に「FLkey 49」と「FLkey 61」のフルサイズ鍵盤キーボードが加わりました。

ミキサーのボリュームとパンの調整、パラメーターの直接コントロール、パッドを使っての演奏、ステップシーケンサーの制御など、直感的な「FL Studio」でのトラック制作をすることができます。

常に正しいノートを入力することができる「スケールモード」や、FLkey Mini以外の FLkey 37 / 49 / 61には、パッドから8種類のスケールからなる32種類のコードを直接演奏できる「スケールコードモード」、設定したコードを1本の指で演奏できる「フィックスドコードモード」など、クリエイティブでMIDI入力の手助けとなる機能も搭載しています。

Novation「FLkey シリーズ」の詳細スペックと価格情報

SL シリーズ

Novation「SL MkIII」
Novation「SL MkIII」は、8トラックシーケンサーを搭載するなど、一般的なコントローラーMIDIキーボードを越える機能を搭載しています。

Ableton Liveのコントローラーとしても最適な「SL MkIII」のラインナップは、49鍵盤「49SL MkIII」と、61鍵盤「61SL MkIII」となります。

Novation「SL MkIII シリーズ」の詳細スペックと価格情報

Impulse シリーズ(生産完了)

Novation「Impulse 49」
アフタータッチを装備する高品位セミウェイテッド鍵盤を使用している「Impulse(インパルス)」はメジャーDAWソフトを直観的にコントロールすることのできるNovationのUSBバスパワー対応のMIDIコントローラー/キーボードです。

作業効率を高めてくれる大型LCDも魅力の「Impulse シリーズ」には25鍵盤、49鍵盤、61鍵盤の3つのモデルがあり、2012年のMIPA Awardの「コントローラ・キーボード部門」にノミネートされています。

8つのエンコーダー、9本のフェーダー(25鍵盤モデルは1本)、バックライト付きの8つのドラムパッドなど、多くのパラメーターを装備する「Impulse シリーズ」はDAWソフトだけでなく、プラグインシンセやエフェクトもでフルコントロールすることのできます。

Novation「Impulse シリーズ」の詳細スペックと価格情報

Novationキーボードのセレクトポイント

Novationキーボードにバンドルするソフト

バンドルDAWソフト

Launchkey シリーズ、SL MkIII シリーズ、Impulse シリーズには「Ableton Live Lite」、FLkey シリーズには「FL Studio Producer Edition 6ヶ月トライアルライセンス」が付属します。

バンドルするソフトシンセ & エフェクター

Launchkey シリーズと、FLkey シリーズに、ソフトシンセ「XLN Audio Addictive Keys」「AAS Session Bundle」「Spitfire Audio LABS Expressive Strings」が付属します。Addictive Keys は、4つのバーチャルキーボードから1種類を選択する形です。

また、両シリーズには、プラグインエフェクター「Klevgrand R0Verb」「Klevgrand DAW Cassette」などのライセンスが付属しています。

生産完了となった「Impluse」には、アナログ・モノシンセ「BassStation」「LoopMastersのオーディオループが約1GB」などがバンドルしていました。

Ableton Live ユーザーにオススメ

AbletonとNovationが共同開発したLaunchpad(ラウンチパッド)を搭載する「Launchkey」はメインのDAWソフトに「Ableton Live シリーズ」を使用しているユーザーには特に魅力的です。

冒頭でも書いた通り価格的にも導入しやすいので、ユーザーや、メインで「Live シリーズ」の使用を検討している人などは「Launchkey」をチェックしておくとよいです。

Image Line「FL Studio」のユーザーは、価格以外は何も迷うことなく「FLkey」でよいでしょう。

Novationキーボードの詳細スペック & 価格情報
AbletonとNovationが共同開発したLaunchpadを搭載する「Launchkey」はメインのDAWソフトに「LIVE シリーズ」を使用しているユーザーには魅力的に見えると思います。

Novation(ノベーション)のMIDIキーボード/DAWコントローラ「Launchkey」「FLkey」「SL MkIII」「Impulse」の詳細スペックや価格情報に興味のある人は、以下の「NovationのMIDIキーボードの詳細スペックと価格情報」で確認して下さい。

NovationのMIDIキーボードの詳細スペックと価格情報

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