iZotope Ozone

〜マスタリング用プラグイン・エフェクト〜

マスタリングに必要なすべてのプロセッサーをひとつのシステムに詰め込んだ『iZotope Ozone』は2ミックスの音圧や質感の調整から最終的なオーディオレベルの最適化までを簡単に直感的な操作をすることができる定番のマスタリング・ソフトウェアです。

クオリティーの高いチューブモデル・イコライザーの暖かみのあるサウンドから澄んだサウンドまでをマスタリング・プロセッサーを統合した『Ozone』で作ることができます。

 

2017年に登場した『iZotope Ozone 8』で、ほぼ別物のコンセプトの大きく進化した次世代のマスタリングソフトになりました。

OzoneとNeutronの相互連携やマスターアシスタント機能が特筆すべき大きな点ですが、わたしも『Ozone 8 Advanced』と『Neutron 2 Advanced』にバージョン5から久々にアップグレードしましたので、そのあたりも書いています。

Neutron 2とOzone 8をバンドルした「O8N2 Bundle」のような、お得なパッケージも出ていたり、パッケージが数種類出ありますでのラインナップは以下で確認して下さい。


iZotope Ozoneの特徴

Ozoneのマキシマイザー

iZotope Ozone「Maximizer」

ユーザーにとってマスタリングソフトで最も気になり重要なのは、やはり市販されている作品のように音圧を出すことができるかどうかです。

低価格とは言え評価が高いだけあり『iZotope Ozone』に搭載されている各プロセッサーは非常に優れています。

Ozoneで音圧を出す2ミックスの最適化ができるプロセッサーは「Maximizer(マキシマイザー)」と「Vintage Limiter」になりますが、ミックスに歪みや大幅な音の変化を発生させることなく音圧を上げることができます。

ただし、RMSや音圧にだけこだわりマキシマイザーだけに着目した場合は、他にも優れているリミッター関連のプラグインはありますので、Ozoneにこだわる理由はありません。

その他のOzoneに搭載されているマスタリング・エフェクター

iZotope Ozone「Maximizer(マキシマイザー)」

音圧の最適化する「Maximizer」と「Vintage Limiter」の他に「8バンド・パラグラフィック EQ」「マルチバンド・ダイナミクス」「ハーモニック・エキサイター」「ステレオ・イメージング・ツール」などが『iZotope Ozone』には搭載されています。

iZotope Ozone 8に収録されるのは Maximizer、Imager、EQ、Dynamic EQ、Dynamics、Exciter、Vintage Limiterの計7種類。

上位版の「Ozone 8 Advanced」にはプラスしてSpectral Shaper、Vintage Compressor、Vintage Tape、Vintage EQ、Post EQの5種類が搭載されています。またMaximizerも「Ozone 8 Advanced」のほうが機能が上です。

iZotope Ozone「Maximizer(マキシマイザー)」

個人的にバージョン8で搭載された耳障りな音を簡単に制御することのできる「Spectral Shaper」がお気に入りです。

音圧やEQ関連は別のプラグインでも充分ですが、音圧を出すとミックスでは気にならなかった中高域が気になって来ることも多々あるので「Ozone 8 Advanced」のみに収録されるプロセッサーですが「Spectral Shaper」はこれから重宝しそうです。

Ozoneの新機能の歴史

Ozone マキシマイザー

Ozone 5
2011年にリリースされたバージョン5では、新たに「ポスト・イコライザー」が追加され、ユーザーインターフェイスが新しくなりました。スタンダード版の他にMeter Bridge(メーターブリッジ)と6種類のコンポーネント・プラグインを搭載したプロ仕様の「iZotope Ozone 5 Advanced」も登場しています。

 

iZotope Ozone6

Ozone 6
2014年に登場した『iZotope Ozone 6』は、スタンドアローン機能を新機能として搭載しています。またユーザインターフェースが大きく変わっています。上位版の『Ozone6 Advanced』にはダイナミックイコライザーが搭載されましたが、標準版のほうは新モジュールの追加はありません。

 

iZotope Ozone 7

Ozone 7
2015年にリリースされた『Ozone 7』では「Maximizer」「Dynamic EQ」、バージョン6までは上位版のAdvancedにのみに搭載されていた新しい「Vintage Limiter」などがスタンダード版にも搭載されました。

また『Ozone 7』で「Export Formats」を搭載したので、一度、マスターファイルを書き出した後にMP3、AACコンバーターを使用する手間を省くことができるようになりました。

 

iZotope Ozone 8 ロゴ

Ozone 8

大きく進化した「Ozone 8」はOzoneとNeutronを融合する「Tonal Balanceコントロール」が大きく取り上げられていますが、Ozoneのみで考えると一番の進化は「マスターアシスタント(Master Assistant)機能」です。

ミックスとマスタリングの融合を考えている人は「Neutron」も「Ozone 8」と同時に購入すると良いと思います。


 

iZotopeの詳細とセレクトポイント

マッチングEQ関連

Ozone EQ

マスタリング・エフェクター自体が音圧を上げることが話題の中心になるので、マッチングEQ自体が、あまり取り上げられることがありませんでしたが、近年はそうでもありません。

2017年11月リリースの老舗マスタリングソフトの最新版になるIK Multimedia『T-RackS 5』にもマッチEQ「Master Match」が新たに収録されています。

2017年10月登場の「Ozone 8」はマッチングEQの先をゆくマスターアシスタント機能を搭載しましたが、リファレンス・トラックにマッチさせることができるので、マッチングEQ関連はミックスやマスタリングがあまり上手くできていない人の戦力になります。

ミックスやマスタリングはリファレンス曲に近づけることが上達の近道であることを「ミックスダウンとマスタリング作業前の準備」などでも書いていますが、この「マッチングEQ」はリファレンス曲の「自動EQカーブ」を作成して自分の2ミックスに適用することができます。

リファレンス曲と比較した際に自分のミックスの欠点なども、この「マッチングEQ」で確認することができるので、イコライジングのポイントもわかってくると思います。

わたしはバージョン5から8へのアップグレードだったのですが、マッチングEQは上記画像の「Ozone 5」で完成していたと思います。

Ozone 8ではリファレンス曲をリファレンストラックに読み込めるようになっただけでなく「マスターアシスタント機能」のリファレンスとしても使うことができます。

DAWソフトのトラックにリファレンス曲を読み込まなくても良くなったので地味に便利だな感じています。

iZotope Ozone「リファレンストラック」
 

多数のプリセットを収録

OzoneとNeutronを融合する「Tonal Balanceコントロール」と「マスターアシスタント機能」はマスタリングで悩んでいた人たちの悩みを解決する糸口を見つけてくれる大きなテクノロジーです。

マスターアシスタント機能を使わない人でも、あらかじめプロフェッショナルのデザインによる多数のプリセットが「iZotope Ozone」には収録されています。

各エフェクターの最適な設定方法等が分からないという人でも、マスターアシスタント機能と収録されるプリセットをベースにしてサウンドを作り込んで行けば、自分の欲しいサウンドを容易に得ることができます。

 

SOUND FORGE Audio Studio 12にOzone 7 Elementsを収録

SOUND FORGE Audio Studio 12

25年にわたって業界標準ツールとして愛用されているオーディオ編集ソフトが「Sound Forge シリーズ」です。

2017年に登場した「SOUND FORGE Audio Studio 12」に目的別の70種類以上のプリセットを搭載する「Ozone 7 Elements」が収録されています。

「SOUND FORGE Audio Studio 12」には、ノイズを除去できる「DeClicker/DeCrackler」「DeClipper」「DeNoiser」「DeEsser」などをはじめ、20種類以上のオーディオエフェクトとフィルター搭載しています。


 

バージョン4で高い評価を得る

iZotope Ozone4画像2

現在バージョン 8になりましたが、2009年03月に発売された『iZotope Ozone 4』は特に評価が高く、MIPA2009の「レコーディングエフェクト・ソフトウェア部門」にノミネートされました。

また、Electronic Musician誌『2010エディターズチョイス』の「シグナルプロセッサー・ソフトウェア部門」を受賞しています。

バージョン 4から本格的に「Ozone = 使えるマスタリングツール」と認知されたと記憶しています。

 

iZotope Ozoneの詳細スペック&価格情報

低価格が売りであった『iZotope Ozone』ですが、WAVESやSonnoxのマスタリング・プラグインが1万円台に値下げされたなか、ユーザーがどのように捉えるかは別ですが、マキシマイザー以外にもマスタリング用エフェクターが搭載されているのは非常に便利です。

そしてバージョン8で搭載された「マスターアシスタント機能」は、今までのマスタリングソフトにはなかった最大の利点です。

iZotopeのマスタリングソフト『Ozone』の詳細スペックに興味のある方は「iZotope Ozoneの詳細スペック&価格情報」で確認して下さい。


 

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iZotope Ozoneの特徴(更新日:2017年10月28日)
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