DTMマルチタイプ&サンプラー音源

〜ソフトシンセ比較ナビ〜

最近はDAWソフトの最上位版だと、ある程度のマルチタイプ音源が標準で付属していますが、サードパーティー製のマルチ音源は標準バンドルシンセと比べ物にならないほど持っていると重宝します。

一昔前のマルチタイプ音源は、どうしても専用のインストゥルメントにはリアルさで劣るというイメージがありましたが、近年は生楽器にしても向上して、かなりサウンドがリアルになっているため、一昔前であったり、中途半端な楽器に特化したソフトシンセよりも遥かに良いです。

とりあえず比較するときに抑えておきたいのは、Native Instruments『Kompleteシリーズ』と、Spectrasonics『Omnisphere 2』です。Cubase ユーザーなら『HALionシリーズ』、MOTUのDPユーザーなら『MachFive 3』も選択肢に入れると良いでしょう。

また、元祖定番マルチタイプ音源であるIK Multimedia『SampleTank』の最新バージョンになる2014年にリリースされた『SampleTank 3』も拡張ライブラリも込みで考えるとかなり使えます。


マルチタイプ&サンプラーの定番オススメDTM音源

‎HALion シリーズ

Steinberg『HAlion 6/HAlion Sonic 3』

2017年02月16日にSteinberg『HAlion 6』と『HAlion Sonic 3』がリリースされました。1,000以上の新しいプリセット、6種類のインストゥルメント含む20GBものライブラリーや新たなツールやインストゥルメントを搭載しています。

新たに搭載されたインストゥルメントは2種類のグランドピアノ、ブラスセクション・ライブラリー、ストリングアンサンブル・ライブラリー、エレクトロインストゥルメントなどです。

また次世代ウェーブテーブルシンセシス、マクロページデザイナー、ライブサンプリングなどのサウンドデザイン機能も『HALion 6』には装備されました。

『HAlion 6』と『HAlion Sonic 3』のアップデートと同時にSteinbergのソフトシンセ10種類をバンドルしたプレミアムコレクションも新たに『Absolute 3』に変更になっています。


 

‎Omnisphere 2

Spectrasonics『Omnisphere 2』

前バージョンも数々の賞を受賞しましたが、7年後に大きく進化して登場したSpectrasonics(スペクトラソニックス)のバーチャル・インストゥルメント『Omnisphere 2』もElectronic Musician「The 2016 Editors’ Choice Awards」選出、「Mipa Award 2016」ノミネートをはじめ高評価を受けています。

12,000を超えるサウンドを収録、新しいシンセサイザー・エンジン、検索機能の強化をはじめ『Omnisphere 2』は、数々の新機能を搭載しています。

HDD空容量が64GB以上必要で、インストールにも時間が必要ですが、最近は大容量ソフトシンセも多いので、このくらいの容量で驚く必要もないでしょう。


 

KOMPLETE 11

Native Instruments『KOMPLETE 11』

約2年ぶりとなる2016年にNative Instrumentsのインストゥルメント/エフェクト・プラグインの定番バンドル『KOMPLETE』がバージョン・アップしました。バージョン11のラインナップは上から「KOMPLETE 11 ULTIMATE」「KOMPLETE 11」「KOMPLETE 11 SELECT」です。

KOMPLETEの世界への入り口として新たにラインナップされた「KOMPLETE 11 SELECT」は11製品、2,500以上のサウンド、約25GBにも及ぶソフトシンセとエフェクトがパッケージされているコスパに優れた製品です。

最上位の「KOMPLETE 11 ULTIMATE」は計87製品、約500GB/18,000種類以上のサウンドを収録。最新オーケストラ音源「SYMPHONY ESSENTIALS」も収録されています。

スタンダードの「KOMPLETE 11」は計45製品、約155GB/13,000種類以上のサウンドを収録しています。


 

SampleTank MAX

IKM『SampleTank MAX』

2016年02月に販売が開始されたIKMの『SampleTank MAX』は人気定番のソフトシンセ「SampleTank 3」と22タイトルの拡張サウンド・ライブラリーを収録されています。

特徴は「総計50GB以上のサウンド」「21のカテゴリーに分類された総計4,600以上ものインストゥルメント」「9,000以上もの、ドラム / パーカッション・ループ」「3,500以上もMIDIファイル」などです。

個人的にSampleTank 3の拡張ライブラリでお気に入りは、かなり高品位のアコギサウンドを得ることができる「American Acoustic」です。収録されるMIDIデータを上手く利用すれば簡単にリアルなアコースティックギター・トラックが完成します。


 

SampleTank 3

IK Multimedia『SampleTank』

64bitに対応しないままで、長い間アップデートがなかったので、マルチタイプ音源で定番だったIK Multimedia『SampleTank』は一世代前の感じがありました。

最上位版にあたる『SampleTank 2.5 XL』は『TOTAL Workstation XL』や『TOTAL Studio 3バンドル』に、他の同社のソフトシンセや、プラグイン・エフェクトと一緒にバンドルされていたりと、バナナの叩き売りみたいな形で、かなりお得なプライスで販売されていました。

しかし、2014年07月に最新バージョンになる『SampleTank 3』が、現在のDAW環境に合わせて音質、機能ともに大きな進化を遂げてリリースされました。SampleTank 3のMIDIループは、なかなか便利です。


 
 

MachFive 3

MOTU『MachFive 3』

MOTUのソフトサンプラー『MachFive 3』は楽器、ループ、フレーズなど45GB容量の音源を収録する直感的に操作が可能なユニバーサル・サウンドワークステーションで『MIPA2013』の「ソフトウェア・インストゥルメント部門」の最優秀賞を受賞しています。

UVI、Giga、Kontakt、EXS24、AKAI、REX、ACIDなど変換操作不要で広いフォーマットに対応していて、直接『MachFive 3』で扱うことができるのも特徴ですが、国内の代理店がソフトサンプラーのイメージを押しすぎてしまっています。

国内のユーザーが求めているポイントとズレている宣伝なため、MOTU『MachFive 3』はかなり優れた音源ですが他のマルチタイプ音源と比較すると『Digital Performer』ユーザー以外には「今ひとつな印象」をユーザーに与えてしまっているのが残念です。

演奏テクニックまでを再現している『MachFive 3』の高品位のドラムス、ベース、ギター、ピアノなどの7つの音源は良くできていて、ギター音源「Telematic(8.28GB)」は、さまざまな演奏テクニックを再現できるリアルなギターサウンドです。


 

Rapture Pro

Cakewalk『Rapture Pro』

TASCAMブランドから、2015年11月にリリースされたCakewalk『Rapture Pro』は、楽曲制作だけではなくステージでも活躍するWindows/Mac対応のパフォーマンス・シンセサイザーです。

10GBを超える新しいコンテンツと全部で4,300以上のプリセットを含む、様々なジャンルの音楽で活用できる約20の豊富なカテゴリのサウンドを収録しています。

注意点としては「SampleTank」のようなマルティンバー音源ではないため、パートごとに『Rapture Pro』の立ち上げが必要になることです。

しかし、DAW用BTOパソコンで記載したスペックと同等のマシンで試しましたが、それほど重いソフトシンセではないので、普通の使い方だとナーバスになる必要はないと思います。


 


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マルチタイプのDTM音源 | おすすめソフトシンセ比較ナビ(更新日:2017年02月16日)
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