Reasonのバージョンごとの新機能

Reason ヒストリー

Reason Studios(旧 Propellerhead)の音楽制作ソフト「Reason」のバージョン 4以降の新機能について記載しています。

ブランド名を変更するまえの2019年以前のバージョンに関しては、ブランド名を修正せずに「Propellerhead」と記載しています。

最新バージョンは2021年にリリースされた「Reason 12」となります。

Reasonの新機能 バージョン 11 ~ 12

Reason 12(2021年)

Reason 12 画像
2021年にリリースされた「Reason 12」では、MimicCreative Sampler、自由なレイアウトが可能な Combinator、ブラウザの改良などの新機能が追加されました。

新たに搭載された「MimicCreative Sampler」では、タイムストレッチ、ピッチシフト、トランジェント・スライスの自動検出が可能です。

また、バージョン 12で、すべてのReason Rack デバイスを高解像度で表示することができるようになりました。

Reason 12の詳細

Reason 11(2019年)

Reason 11 画像
社名をPropellerheadから「Reason Studios」に変更した2019年にリリースされた「Reason 11」では、Reason Rackが VST/AU プラグインとして使用することができるようになりました。

また、Quartet Chorus Ensemble、Sweeper Modulation Effect 、Master Bus Compressor、Channel Dynamics、Channel EQの5種類のデバイス追加されました。

Reasonの新機能 バージョン 8 ~ 10

Reason 10(2017年10月)

Reason 10Reason 10 / Reason 10 Essentials」が2017年10月25日にリリースされました。2017年05月にバージョン 9.5が全世界同時リリースされましたが、VSTプラグインに対応のみのバージョンアップだったため、メーカーの出している「過去最大のアップデート」という宣伝文句の「Reason 10」に期待している人も多いと思います。新しい音源とサウンドが豊富に追加されましたが、メーカーの出している「過去最大のアップデート」という宣伝文句は果たして本当でしょうか…

「Reason 10」の新機能へ

Reason 9(2016年06月)

Reason 82016年06月に登場した「Reason 9」のパッケージ版の販売が日本国内でも開始されています。バージョン9の新機能の大きな目玉は「3種類のPlayer」と「Pitch Edit」です。また1,000以上の最新サウンドが新たにサウンドバンクに追加されていたり、オーディオからMIDIへの変換機能なども搭載されています。さまざまな可能性を秘める「Reason 9」で搭載された新しい3つのデバイスタイプ「Players」の「Note Echo」「Scales & Chords」「Dual Arpeggio」は入力されたMIDIデータを加工することが…

「Reason9」の新機能へ

Reason 8(2014年09月)

Reason8 画像012014年04月に「Reason 7.1」を挟みましたが、2014年09月末にPropellerhead「Reason 8」がリリースされました。

バージョン7がリリースされたのが2013年05月なので、1年数ヶ月という短いスパンでのメジャーアップグレードです。

2014年12月31日までにフルバージョンの「Reason 8」を新規購入すると、総額450ドル以上のインストゥルメント、エフェクトRack Extensionプラグインが無料でもらうことができます。

使い勝手が向上したバージョン8

新機能として「Reason 8」は「ユーザー・インターフェースを刷新」「ブラウザを強化」「Softube製アンプ・デバイス搭載」などが注目する点です。

新しい外観が目を引きますが、ドラッグ&ドロップの操作がラック全体でできるようになったり、左側に配置される新ブラウザも検索機能が向上するなど「Reason 8」は前バージョンと比較して使い勝手が向上しています。

ブラウザから直接ラックやシーケンサーにデバイス、パッチ、サンプルをドラッグ&ドロップできるのは非常に便利です。

Softube製アンプシミュレーター搭載

Reason8 アンプシミュレーター今まではLine6製のアンプシミュレーターが搭載されていましたが「Reason 8」からはSoftube製のギター/ベース用のプリセットも豊富なアンプシミュレーターが標準搭載されるようになりました。

ヤマハが2013年12月にLine6社を完全子会社化することを発表した影響もあるのかもしれませんが、2016年10月まではLine6製のアンプシミュレーターも引き続き使用することができます。

Reasonの新機能 バージョン 4 ~ 7

Reason 7

Reason 7Reason 7のパッケージ版が2013年05月にが登場しました。今バージョン 7も主な新機能として「MIDI アウトのサポート」「オーディオ・スライス機能搭載」「ミキサーにバス・チャンネルの搭載」「スペクトラムアナライザー・ウィンドウ」「新エフェクター Audiomaticの追加」「サウンドライブラリの拡張」などです…

「Reason 7」の新機能へ

Reason 6

DAWソフトとなった「Reason 6」

Reason 62011年10月に販売を開始したPropellerhead(プロペラヘッド)の音楽制作ソフト「Reason 6」はレコーディングソフト「Record」の機能を統合して質の高い完全なDAWソフトになりました。

オーディオ録音や編集をすることができるようになったので、「Record」や他のDAWソフトとの連携なしに「Reason」のみで楽曲を完成させることができます。

今まではソフト単体ではできなかったオーディオ・トラックを取り扱うことができるようにしたというのは、強力なトラック制作ソフトとして輝かしい歴史を積み重ねて来た「Reason」にとって、今後の方向性などを考えると大きな意味を持つバージョンアップです。

Recordは販売終了

Reason 6ロゴ今回の「Reason」のバージョンアップにより2009年に登場したDAWソフト「Record」単体での販売は終了となります。

尚、「Record」で搭載されていたギター&ベース・アンプシミュレーターやボーカルのピッチ補正・作成ツール「Neptune」などを「Reason 6」で使用することが可能ですので、「Record」を使用していなかったReasonユーザーや、新規にReasonの導入を検討している方には、「Record」に搭載されていたツールはかなり魅力的に映るのではないでしょうか。

Reason 64bit対応

すでに「Reason & Record」を使用している方などは今回バージョンアップにはあまり魅力を感じなかった方もいると思いますが、バージョン 6で64 bitに対応しています。

64 bitに「Reason 6」で対応したことによりPCに搭載した4 GB以上の物理メモリを使用することができます。

またReWireも64 bit化しましたのでホスト側のDAWソフトが64 bit ReWireに対応してくれれば、面倒な設定などをしなくてもReWireで「Reason」を使用することが可能になります。

多くの主要DAWソフトが64 bit化するなか、ReWireが32 bitでしか使用することができなかったので不便であったので、個人的には新デバイスの追加よりもReWireが64 bitに対応したほうが嬉しく「待ってました!」という感じです。

この記事を作成した2011年10月時点で64 bit ReWireに対応しているホスト側のDAWソフトはありませんでしたが、2012年03月にリリースされた「Cubase 6.5」が「ReWire 64bit対応」をしました。

3つの新デバイス

Reason 6の新デバイス新たなソフトシンセの追加はありませんでしたが「Reason 6」で「Pulverizer」「The Echo」「Alligator」の3つの新しいデバイスが搭載されました。個人的に「Alligator」は面白く、実用的に使えるのではないかと思いました。

まず「Pulverizer(パルバライザー)」はコンプレーサー、ディストーション、フィルター、トレモロなどが一つになったエフェクターで、日本語訳だと「粉砕機/粉砕する人」の意味の通り「Pulverizer」で激しいサウンドをえることができます。

次にモダン&アナログ・ディレイ/テープエコー・エミュレーション「The Echo(ザ・エコー)」はフィードバック付きのエコーに特化したエフェクターです。

最後に3バンド・パターン・ゲート「Alligator(アリゲーター)」は周波数を3バンドに分けてゲートで音を刻んで複雑なフレーズを作成することができるエフェクターで、フィルター、ドライブ、ディレイ、フェイザーなどを調整することができます。

Reason 5

2010年に登場した「Reason 5」

Kong Drum Designer3年ぶりのアップグレードとなった2010年に登場した「Reason 5」では、大きな機能だけではなく数多くの細かな機能の追加や変更もされています。

バージョン 5の目玉は追加されたREXファイル対応のループプレイヤー「Dr.Octo Rex」、ドラムマシン「Kong Drum Designer」の2つの新たなモジュールです。シンプルで分かりやすい「サンプリング機能」も「Reason 5」では搭載されました。

何と言ってもこのバージョンで特筆するところはソフトの販売価格です。前バージョンの「Reason 4」よりも価格が安くなったのも「Reason 5」の特徴で、レコーディングソフト「Record」とセットになったお得なバンドル品「Record Reason Duo」でも4万円を割り込む価格で販売されています。

レコーディングソフト「Record」との連携

Record Reason Duo他のDAWソフトと連携することにより「Reason」というトラック制作ソフトの素晴らしさを実感することができ、効率の良い音楽制作システムを作り上げることができます。

なぜ連携が必要かと言うとトラック制作ソフトとして「Reason 5」は非常に使い勝手の良い強力なソフトですが、ソフト単体ではオーディオ・レコーディングには対応していないからです。(Reason 6では対応しています。)

そのため歌やギターを録音するためには、ReWireに対応しているDAWソフト、もしくは同社Propellerheadの「Record」との連携が必要です。

オススメなのは面倒なセットアップやReWireの必要もない2009年に登場したPropellerheadのDAWソフト「Record」と「Reason」との連携で、2つの音楽制作ソフトを連携させることにより、「Reason」の魅力を存分に引き出すことができます。

新たに「Reason」で音楽制作をしようと考えている方には「Record」と「Reason」を1パッケージにした「Record Reason Duo」もあります。

Reason 4

Reason 4待望の日本語化を果たしたバージョン4の「Reason」では、多様なサウンドを作り出すことができる高機能シンセサイザー「Thor(トール)」や、実用性の高いアルペジエーター「RPG-8」といった新たなユニットが追加されました。

グルーブに躍動感を与えるグルーブ・マシン「ReGrooveミキサー」なども、「Reason 4」では、新たに搭載されました。

またレイアウトが変更され、様々な機能が追加・強化された「Reason」のシーケンサーは今まで以上に視覚的に確認することができるよう向上しています。

そのため、前バージョンよりも、さらにスムーズに快適に作業することができるようになりました。

Reasonの詳細スペック & 価格情報

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