Cubaseシリーズ
Cubase Elementsの特徴
Cubase エントリーグレード

人気DAWソフト『Cubaseシリーズ』のエントリーグレード『Cubase Elements』はハードウェアに付属するバンドル版の「Cubase Ai」「Cubase LE」の上の機能を持っています。
2015年05月にリリースされた『Cubase Elements 8』が最新バージョンで、2011年にリリースされた『Cubase Essential 5』の後継ソフト『Cubase Elements 6』より「Essential」から「Elements」にネーミングが変更となりました。
64MIDIトラック、48オーディオトラック、24インストゥルメントトラックなど、扱えるトラック数が上位版に比べると少ないですが、エントリー版としては充分なDAW機能を備えています。
また、エントリーグレードとは言っても『Cubase Elements 8』は、32bit/192kHzに対応しています。
Cubase Elementsの魅力
SONARなどの他のDAWにもエントリー版がありますが、Cubaseの魅力は「コードトラック」を搭載していることや、複数のパッドにコードを割り当てて、MIDIトラックやコードトラックの入力に使用できる「コードパッド」を使うことができることです。
ただ個人的に残念なのは「リストエディター(イベントリスト)」が搭載されていないところです。「リストエディター」を使いたい場合は「Cubase Artist」以上のグレードを使う必要があります。
搭載ソフトシンセとプラグイン・エフェクター

搭載するソフトシンセはヤマハとSteinbergの共同開発によって生まれたマルチ音源「HALion Sonic SE」、バーチャル・アナログシンセサイザー「Prologue」、ドラム音源「Groove Agent SE」の3種類のVSTインストゥルメントです。
プラグイン・エフェクターはボーカルのピッチ補正できる「Pitch Correct」や、ギター用「VST Amp Rack」をはじめとする40種以上のオーディオ・エフェクトを『Cubase Elements 8』は搭載しています。
比較する自体が間違っていますが上位版に比べてしまうと『Cubase Elements』に搭載しているソフトシンセとプラグイン・エフェクターは見劣りがします。
しかし価格から考えると『Cubase Elements 8』はコストパフォーマンスは非常に高いです。また「VOCALOID Editor for Cubase」も使用することができます。
そのため、とりあえずDAWを始めたい人などには、オススメすることのできる音楽制作ソフトです。