ライトユーザーや主要DAWソフトのパートナーソフトとしてSony Creative Software『ACID シリーズ』のなかで最も需要のある『ACID Music Studio』の最新バージョン 9が2012年08月に登場しました。
パッケージも新しくなった約2年ぶりのバージョンアップとなる『ACID Music Studio 9』では24bit/96kHz オーディオへ対応をはじめフォルダトラックの使用や録音時の入力モニターに対応するなど、最上位版の『ACID Pro』に搭載されていた機能を使用することができるようになりました。
ACID Music Studio 9の主な新機能
今回のバージョンアップでDAWソフトしての使い勝手が良くなりましたが、やはり『ACID シリーズ』は素早くトラック制作をできるループシーケンス・ソフトのパイオニアという位置づけです。
そのため個人的には現行の他のDAWソフトと比較したときに特筆すべき新機能というのは『ACID Music Studio 9』にはありませんので、ここではバージョン 9の新機能のポイントを記載しておきます。
24ビット/96kHzへ対応
CID Music Studio バージョン9で16bit/48kHzだったオーディオが「24ビット/96kHzへ対応」、録音時のプラグイン・エフェクトを使用した「リアルタイム・モニタリング」が可能になりました。
MIDI/VSTオートメーション
MIDIデータやエフェクターのパラメーターを自動制御することのできる「MIDI/VSTオートメーション」機能も搭載されました。
その他の機能
他にも複数のトラックをひとつにまとめることができる「フォルダトラック」や楽曲のAメロ、Bメロ、サビなどをセクション単位での編集をすることができる「セクション機能」などの機能もる『ACID Music Studio 9』では搭載されています。
無料の「Sony Sound Series ループ・ライブラリ」
また、これは新機能ではありませんが特典として無料の「Sony Sound Series ループ・ライブラリ・タイトル」と交換することのできる「ループ・ライブラリのダウンロード証明書」と5GBのクラウド ストーレジが含む「Indaba Music Pro メンバーシップ 1年間無料」も『ACID Music Studio 9』には付いています。
ACID Music Studio 9のセレクトポイント
バージョン9のパッケージ
バージョン 9のパッケージは『ACID Music Studio 9』とImage-Line『FL STUDIO 10』のエントリーバージョンの「Fruity Edition」をバンドルしたお得な『ACID Music Studio 9 + FL10バンドル』があります。
初心者の方には『今日からサウンドクリエイター! ACID Music Studio 9 完全入門ガイド』が付属する『ACID Music Studio 9 解説本バンドル』もあります。
また「Movie Studio Platinum」「DVD Architect Studio」「Sound Forge Audio Studio」と「ACID Music Studio」がワンパッケージになった『Imagination Studio』もあります。
セレクトポイントと詳細スペック
今回のバージョンアップは正直に言うと地味ですが、はじめて音楽制作ソフトをしようとしている方には、ループシーケンス・ソフトとしての機能だけではなく、音楽制作に最低限必要なDAWソフトの機能が搭載されたので選択肢のひとつに入れても良いと思います。
Sony Creative Softwareのループシーケンス・ソフト『ACID Music Studio 9』の詳細スペックや価格情報などに興味のある方は「ACID Music Studio 9の詳細スペックと価格情報」で詳細を確認して下さい。
尚、2012年10月にWindows 8が登場するので、すでに大した問題ではないかもしれませんが、注意点として『ACID Music Studio 9』は「Windows XP」へは対応していません。
